導入事例

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慶応義塾大学病院 放射線診断科

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世界トップレベルの大学病院でBIG PADが活躍。
院内カンファレンス、医師の育成をサポートしています。
業種

医療機関

導入の目的

業務効率化、快適性向上、教育効果向上

導入製品
  • タッチディスプレイ「BIG PAD」
    ・PN-L802B(80V型)×1台

2013年5月、放射線診断科における各種検討等を行う際の情報コミュニケーションツールとして、また学生向けの教育ツールとして導入。

導入先
慶応義塾大学病院 放射線診断科(責任者 栗林幸夫教授) 東京都/新宿区

放射線診断科は一日外来患者数平均3,000人に及ぶ慶應義塾大学病院のほぼ全ての画像診断、血管内治療を担当。CT、MRI、超音波、消化管・血管造影等による検査・診断を通じ、各診療科との連携をはかる。また医学部放射線科学教室として正確な画像診断など、臨床医・学生の教育などの役割も担う。

こんなソリューションを実現しました。

導入前の課題

CTやMRI、単純X線などの撮影画像を表示する際に従来はプロジェクタを使用していましたが、部屋を暗くし、表示階調を変えたりしながら行っていました。また、スクリーンとホワイトボードの間を行き来しながら説明しなければなりませんでした。

導入後の変化
  • 80V型の高輝度・高精細ディスプレイでCTやMRIのデジタル画像はもちろん、単純X線などの画像も従来よりもさらに鮮明に表示。
  • タッチディスプレイとペンソフトで画像の説明と板書が同じ場所でできるようになり、説明や講義がスムーズに。
※生命維持にかかわる極めて高い信頼性、安全性が必要とされる用途ではご使用になれません。
精度は、入力モードや画像調整の設定などにより変わります。また、精度は経年により劣化します。一定の精度を維持するものではありません。

お客様の声

導入の背景

院内カンファレンスや学生教育における映像環境を改善したいと考えました。

放射線診断科では、最大50人ほど収容できる部屋でカンファレンスや学生への講義を行っています。その際に、以前はプロジェクタで画像や動画を見せ、ホワイトボードに書き込んで説明をしていました。BIG PADのデモを受け、プロジェクタとは違い、部屋を明るくしたまま行えることや表示画像のコントラストが高いこと、さらに講義資料・PACS画像に直接書き込めることの有用性がわかり、改善したいと考えました。

※病状経過・症例検討・今後の治療方針などについて報告・方針決めを行う場。

慶應義塾大学医学部
放射線科学教室 放射線診断科
准教授 陣崎雅弘(左)
専任講師 奧田茂男(右)

選ばれた理由

医療画像を高画質で大画面に表示。
明るい部屋で症例検討や講義が行える。

80V型の大画面で、しかも画像が鮮明。CTやMRIの複雑な画像が細かなところまではっきり見えます。プロジェクタと異なり、部屋を暗くする必要がないので、スタッフが手元の資料を見たり、学生がノートを取ることも容易になると考えました。

学生への講義などではパワーポイントの資料も活用されています

導入後の効果

手書き入力など様々な機能も簡単に使える。
カンファレンスや講義の進行がスムーズに。

一番の変化はやはり画質です。プロジェクタに比べてコントラストの高さ、階調度の幅広さがまったく違う。特に単純X 線などの画像を鮮明に映せるのが素晴らしい。これまでは、手元のモニターではっきり見えているものがプロジェクターの画像ではコントラストが低い状態でした。今は手元のモニターと同じ画質のものを見せられるようになり、学生にもわかりやすくなったと思います。一度、カンファレンスでプロジェクタとBIG PADを左右に置いて同じ画像を映したところ、皆がBIG PADを見ていました。
画面に文字などを書き込めるのもいいですね。病変の部位を示す時に以前はレーザーポインタを使っていましたが、どこを示しているかわかりにくいことがありました。ペンで線を描いて部位を囲めば、広い範囲でも正しく示すことができます。多くの機能が直感的に、簡単に操作できる点も良いと思います。また、以前はスクリーンの横で画像の説明をし、板書する時はホワイトボードの場所まで移動していました。BIG PADは画面を切り替えるだけでその場で全部できます。進行がスムーズになりますし、話を聞く側も集中力が途切れません。

説明の合間にホワイトボードとして利用されることも多い

今後の展望

大画面・高精細表示のメリットを活かし、院内カンファレンスの効率化や教育効果向上を図りたい。

医療画像のデジタル化が進む中で、画像を大画面に、高精細に表示できるデバイスの必要性がますます高まっています。今後もBIG PADを積極的に活用して、院内カンファレンスの効率化や教育効果の向上などに役立てていきたいと考えています。

院内カンファレンス等ではPACSと呼ばれるデータベースから医療用画像を呼出し様々な検討が行われる

2013年9月制作

導入製品「BIG PAD」について

みんなで使える。用途が拡がる。「パブリックコンピューティング」の世界を提案。会議に、商談に、教育に。電子黒板の概念を超えるコミュニケーションツール。