導入事例

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業種
 

国立大学法人北海道大学さま

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BIG PAD&9面マルチで道内7国立大学が双方向オンライン授業
各大学が特色ある科目を相互提供し全道で教育レベルを向上
業種

学校

導入の目的

サービス向上、業務効率化、経費削減

導入製品
  • インフォメーションディスプレイ
    ・PN-V601A(60V型)×9台
  • タッチディスプレイ「BIG PAD」
    ・PN-L602B(60V型)×25台
    ・PN-L702B(70V型)×5台
    ・PN-L802B(80V型)×15台

札幌キャンパスの高等教育推進機構の教室内に設置。2014年9月運用開始。

導入先
国立大学法人北海道大学さま 北海道/札幌市

1876年創立。札幌農学校を起源として、12の学部と関連する大学院、研究施設等を有する総合大学。「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」を基本理念として研究および教育に努められている。

こんなソリューションを実現しました。

導入前の課題

北海道内各地の7つの国立大学では、立地する地域によっては教養科目を十分に確保できない分野もあるため、バラエティに富んだ様々な教科を提供したくともできないという課題を抱えていました。

導入後の変化
  • 双方向オンライン授業で各大学が得意分野を相互に提供して、全道で教育レベルを向上。
  • BIG PADに手書きした内容を、大教室でも見やすい180V型相当の9面マルチにミラーリングで表示。
  • ICT環境を活かした教材開発も積極的に進めていきたいと考えています。

お客様の声

導入の背景

教養科目の充実を図りたくとも、地理的制約から困難になっている。

北海道地区では、総合大学である本学と6つの国立単科大学が中心となって教育・研究を担っています。それぞれの大学のキャンパスが道内各地に点在する中、その立地する地域によっては教養科目を十分確保できない分野があることから、多様な科目を提供できない大学もありました。そこで、これらの大学がオンラインで連携して多様な授業を配信することで、道内全体での教育レベル向上を図ることとなりました。

北海道地区国立大学連携教育機構
副機構長 国立大学法人北海道大学 大学院工学研究院教授
副研究院長(教育担当) 小林幸徳さま

選ばれた理由

過去の導入実績でBIG PADの使いやすさを高く評価。
視認性の高い180V相当の9面マルチでミラーリング表示。

双方向遠隔授業では、教材を表示し画面に書き込めるタッチディスプレイを使い、大教室での授業の際には後方からでも見えるように大型ディスプレイにミラーリングするシステムを検討。そこで、これまでに本学の研究室等で導入実績があり、スムーズな手書き入力が高い評価を受けているBIG PADと、高輝度で明るい部屋でも視認性が高く、カメラを通してもはっきり見える高精細な180V型相当の9面マルチディスプレイを導入することにしました。

BIG PADをミラーリングした大画面マルチを、講義を行う教員とともにカメラで撮影して他大学に配信BIG PADをミラーリングした大画面マルチを、講義を行う教員とともにカメラで撮影して他大学に配信

導入後の効果

まず全22科目が各大学で受講可能に。
道内全体で教育レベルを向上します。

道内7国立大学が単位互換協定を締結し、それぞれの大学に合計36台のBIG PADを導入して、2014年9月からの後期授業期間でトライアルとして22科目を開講。各大学の得意分野の科目をオンラインで相互に提供しあうことで、教員数の少ないロシア語などの外国語科目や北海道の文化をテーマとした教科など、学生の知的好奇心を満足させるバラエティに富んだ授業を各大学に配信できるようになり、道内全体で教育レベルを向上させることを期待しています。

学生がノートを取る明るい室内でも見やすい180V型相当の60V型9面マルチディスプレイ

今後の展望

来年度以降はさらに科目数を増加。
ICT環境を活かした教材開発も検討中。

2015年度から本格稼働させてさらに科目数を増やし、最終的には200科目程度の授業を開講できるように準備中です。今後はオンライン形式の授業の増加が見込まれるため、スタジオであらかじめ授業内容を収録し、学生の予習や復習に活用できるようにするなど、ICT環境を活かした教材の開発にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

講義内容に合わせて、表示された教材にタッチペンで随時手書きされる

2014年6月制作

導入製品「ディスプレイ/デジタルサイネージ」について

さまざまなロケーションで、最大限の情報発信力を。マルチで、単体で、空間と調和する。シャープのディスプレイシリーズ。

導入製品「BIG PAD」について

みんなで使える。用途が拡がる。「パブリックコンピューティング」の世界を提案。会議に、商談に、教育に。電子黒板の概念を超えるコミュニケーションツール。