導入事例

商品の魅力を最大限に引き出す背景づくりと、制作コスト削減などの効率化を両立させたい。

テレビショッピングにおける番組背景は、商品の魅力を引き出し、販売につなげていく重要な要素の一つになります。ただ、背景セットで使う書き割り（背景画）や看板などの制作は、コストがかかるだけでなく、搬入･搬出をはじめ設営･解体にも人手や時間がかかり、以前から効率化が課題となっていました。番組クオリティの向上とこれらの課題解決を両立できる方法を検討する中、着目したのがデジタルサイネージでした。

番組での使用を前提に高画質･低騒音は必須条件。
明るいスタジオでもキレイに見える高い輝度も評価。

大型ディスプレイの中で放電管式と液晶方式を比較検討した結果、ハイビジョンカメラで撮影しても画面のドットが目立たない高精細さ、モアレ現象（撮影時に生じる干渉縞）の少なさ、排熱ファンの音が小さい点を決め手に液晶方式に決定。中でもシャープ製は明るいスタジオの照明に負けない高い輝度や、黒浮きを抑えた高コントラストなど、画質の点で優れていました。

多彩な番組背景が低コストでスピーディに制作でき、表示の切り替えもスケジュール機能で手間いらず。

番組ロゴや1日限定イベントのタイトルを表示したり、クライアントのロゴやモデル･風景等のイメージ映像の表示など、多彩な背景演出が低コストで実現。背景制作にかかる時間や手間も大幅に削減されました。また、24時間365日生放送でお送りしている当番組にとって、e-Signage（コンテンツ配信表示システム）のスケジュール機能も便利な機能です。数日先までの背景データを事前に登録することで、番組の進行に合わせて人手をかけずに自動で背景映像が切り替わるため、番組制作が一段と効率化しました。

サイネージの先進性や柔軟性に高い評価。
一層の活用でより良い番組づくりへ。

背景のサイネージ化は先進的な取り組みとして、当社・当番組のイメージアップにもつながっています。また、クライアント企業からの提供データ活用など、様々なご要望にも柔軟に対応できるため、マルチディスプレイの背景を希望されるケースも増えています。今後、テレビ番組におけるサイネージの活用は、業界全体でますます進んでいくと思われます。当社も率先してより良い番組作りに活用して参ります。