導入事例

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阪神電気鉄道株式会社さま

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シミュレーター映像をよりリアルにグレードアップ
臨場感ある訓練で運転技能のさらなる向上へ!
業種

鉄道

導入製品
  • インフォメーションディスプレイ
    ・PN-V601(60v型)×10台

2011年8月、教習所シミュレーターをリニューアルし、運転士用に60v型6面マルチ、車掌訓練用に60v型4面マルチを導入。

導入先
阪神電気鉄道株式会社さま 大阪/大阪市

運輸部 教習所

1905年、大阪~神戸間の鉄道営業を開始した関西の大手私鉄。2009年には阪神なんば線が開業し、三宮~近鉄奈良間を最速76分で結ぶ相互直通運転をスタート。

こんなソリューションを実現しました。

導入前の課題

シミュレーター装置の各機器が老朽化したためリニューアルを計画。映像装置は、3台のプロジェクションテレビを使用していましたが、つなぎ目部の幅が大きく、臨場感にも欠けていました。また、プロジェクター採用の場合は室内を暗くする必要がありました。

導入後の変化
  • 高輝度なのでシミュレーター室の照明を落とす必要がなくなり、見習生がメモを取りやすくなりました。
  • リアルな映像表現が実現したことで訓練の臨場感が増し、実習のクオリティが向上しました。
  • 4面マルチを採用した車掌用シミュレーターも新設。安全運行対策を強化できました。

お客様の声

導入の背景

設備の老朽化によりリニューアルを検討。
運転席から見える映像をよりリアルに。

1997年に導入したシミュレーター装置の老朽化により、設備の入れ換えをすることになりました。映像装置については鮮明さや、つなぎ目部が小さいことにこだわり、より臨場感が出るものを導入しようと考えていました。またこれまでは車掌用シミュレーターはなく、訓練列車を運行し教育していましたが、異常時における訓練が充分ではなかったため、この機会に新設しました。

阪神電気鉄道株式会社
都市交通事業本部 運輸部 教習所 課長補佐 隈元俊也さま

選ばれた理由

幅4.5m以上の明るい大画面。
つなぎ目が気にならない狭額縁が決め手に。

実物大の車両模型を使った運転士用シミュレーターに6面マルチを導入し、梅田駅ー武庫川駅間の路線映像などをCG化し、ディスプレイに再現しています。機器の選定にあたっては、明るい場所でも使用できる高い輝度、運転士の視野いっぱいに拡がる幅4.5m以上の大画面で、つなぎ目が気にならない狭額縁仕様が採用の決め手になりました。

運転士用シミュレーターに6面マルチを導入

導入後の効果

臨場感のある映像表現が実現。
リアルな訓練映像で安全対策をさらに強化。

照明を落とす必要がないので、実習生はメモを取りやすく、教官も見習生の動きをチェックしやすくなりました。ディスプレイには通常運行だけでなく、地震や火災などの映像も映し出し、緊急時対応でも臨場感のある訓練が実現。また車掌用シミュレーターでは4面マルチで列車到着から発車までの映像を再現し、乗務員の技能向上に繋げています。

運転席側から見る6面マルチの映像は臨場感抜群

今後の展望

「責任事故ゼロの継続」のために。

今後は運転士・車掌の異常時訓練は勿論のこと、他部署の鉄道に従事する係員の教育にも取り入れ、当社が安全な運行を続けていくための設備として活用していきます。

ホーム映像を見ながらの車掌訓練に4面マルチを活用

2011年10月制作

導入製品「ディスプレイ/デジタルサイネージ」について

さまざまなロケーションで、最大限の情報発信力を。マルチで、単体で、空間と調和する。シャープのディスプレイシリーズ。