導入事例

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私たちのねぶた自主製作実行委員会さま

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LEDで輝く「青森ねぶた」
伝統の祭りからエコを発信!
東北三大祭りの一つ、青森ねぶた祭りにシャープのLED電球を採用しました。本体部分に合計250個のLED電球を使用し、「日本を代表する祭りからエコを発信したい」という思いを実現しました。
業種

ねぶた運営団体

導入製品
  • LED電球
    ・DL-L401N×100台
    ・DL-L601L×100台
    ・DL-L81AL×20台
    ・DL-J40AL×30台

2010年の祭りに参加した「私たちのねぶた自主製作実行委員会」のねぶた『赤倉山の鬼神』の本体に導入。

導入先
私たちのねぶた自主製作実行委員会さま 青森/青森市

1974年創設。費用がかかりすぎて市民から離れつつあるねぶた祭りを、昔のように気軽に参加できる祭りに戻そうと立ち上がったメンバーが、1ヵ月でねぶたを製作・運行したのが始まり。特定のスポンサーを持つねぶたが多い中、唯一の純粋な市民団体。

こんなソリューションを実現しました。

導入前の課題

・連日約50万人の観客を集めるねぶた祭りから、エコを発信していきたいという思いがありました。
・従来の白熱電球では祭りの振動や衝撃によりフィラメントが切れることが多く、その都度、電球の交換が必要でした。
・ねぶたの表面にはパラフィン(ろう)を使用しており、白熱電球による熱でパラフィンが溶けてしまうことがありました。

導入後の変化
  • LED電球を導入することで消費電力を40%削減し、山車に搭載している発電機の負荷も削減できました。
  • LED電球は白熱電球に比べ振動に強く、交換の手間と経費の削減を実現しました。
  • LED電球が発する光には熱が少ないので、パラフィンの溶け落ちが防止できました。

お客様の声

導入の背景

日本を代表する祭りからエコを発信できないかと考えました。

祭りに参加するねぶたは特定スポンサーを持っている団体がほとんどですが、「私たちのねぶた自主製作実行委員会」は特定のスポンサーを持たず、市民からの寄付でねぶたを製作・運行している唯一の市民団体です。ねぶたは祭りが終了すれば壊されてしまうものが多いのですが、私たちは少ない経費で運営するために、使える部品はすべて来年の祭りのために回収し、保存しています。
こうした独自のスタイルを持つ私たちならではの取り組みとして、ねぶたに省エネのLEDを導入することで、祭りを通してエコ意識を高めてもらうことができれば、という思いが強くありました。

私たちのねぶた自主製作実行委員会
事務局長 小笠原孝雄さま(左)
委員会の創設メンバーの現青森市長 鹿内博氏(右)

選ばれた理由

3つのタイプを使い分け、ねぶたをLED化。

ねぶたは形状・規模によって1台につき平均600個、多いもので1000個以上の電球を使用しています。車に使う小型の電球など、さまざまな種類の電球、蛍光灯を使用していますが、このうち交換が可能な電球をすべてLEDに交換しました。設置箇所にあわせ、一般電球タイプ、小型電球タイプ、ボール電球タイプを使い分けて使用しています。
環境に配慮した明かりとして認知度の高いLEDを使用し「LEDのシャープ」と書いたちょうちんを下げることで、LED化を観客にもアピールしています。

両サイドに「LEDのシャープ」と記したちょうちんを下げ導入をアピール

導入後の効果

消費電力を40%削減し、発電機への負荷も大幅に軽減。

LED電球に交換したことで、ねぶたの消費電力が約40%削減し、山車に搭載している発電機の負荷は大幅に軽減することができました。
一方、ねぶたの表面にはパラフィン(ろう)が塗られていますが、これまでの白熱電球に比べ、LEDは発熱が少ないため、溶け落ち防止につながっています。また、白熱電球では祭りの振動と衝撃でフィラメントが切れてしまうことがしばしばありましたが、振動に強いLEDを導入したことで電球交換に伴う手間と経費の削減が実現しました。

今後の展望

今後ラインアップ拡大にあわせ交換可能な電球はLEDに

祭りの最中には、ちょうちんを見ていただいた観客から「LEDのシャープだって」という声を数多く耳にすることができました。
今回は、従来の電球から交換可能な電球はすべてLEDに交換しましたが、今後ラインアップが増えれば、さらに多くの電球をLEDに交換していきたいと考えています。

LEDの色味を生かし、左のねぶたの胸部に昼白色を導入。 右のねぶたの顔・腕・足部分に電球色を導入

2010年8月制作

導入製品「LED照明」について

環境とテクノロジーの融合でLED新時代へ。屋内照明も、施設・屋外照明も、人と空間の快適さを追求し、ビジネスや地域社会に貢献します。