SHARP オフィスソリューション

BIG PAD × TeleOffice 最新ICT活用リポート vol.1

※日経BP社の許可を得て「日経情報ストラテジー」2015年7月号広告を転載

現場の力を最大限に引き出すICTの活用がビジネスの決め手

NEW!! vol.4 アクティブラーニングの実践を目指す立命館大学が「BIG PAD」を本格導入

新たな成熟期を迎えようとしている日本の企業は、イノベーションを自ら創り出し、高い生産性でそれを実現することが求められている。そのためには何をすべきか、どういうソリューションが必要なのか。慶應義塾大学大学院教授の岸博幸氏がシャープのBtoBショールームを訪れた。

慶應義塾大学大学院教授 岸 博幸 氏

経済産業省を経て現職。「官僚国家日本を変える元官僚の会(脱藩官僚の会)」の設立メンバーで、テレビや雑誌でも活躍中。

生産性向上の鍵はクリエイティビティを引き出すICT

冒頭岸氏は、「日本経済の一番の問題は、生産性の低さです。とにかく生産性をもっと上げる必要がある」と語り始めた。実際、日本の生産性は、OECD加盟34カ国中第20位※と、その低さが長年問題視されている。生産性向上のためにはICTの活用が不可欠だが、なかなか進んでいないというのが実態だ。もちろん取り組みをしてこなかったわけではない。1990縲鰀2000年代にかけて、多くの日本企業はアメリカで流行したERP(総合型業務ソフトウェア)などの導入を進めた。そして、そのような欧米流の業務プロセスに仕事のやり方を合わせることが、効率のよい新しい業務の進め方だと考え、実践しようとしてきた。

しかし、岸氏はそのような取り組みは間違っていると語る。「日本企業の最大の強みは、現場がしっかりしていること。現場の力を最大限に引き出し、クリエイティビティを発揮させるためのICTが求められています。そして、それができるのは、日本のビジネスのやり方が分かっている日本企業の他にはありません。実際、日本企業の技術力は非常に高い。本日体験したシャープのTeleOfficeやBIG PADも、日本企業の強みである現場の力を引き出し、生産性を高める強力なツールになるでしょう」。

※2013年の就業1時間当たり労働生産性(公益財団法人日本生産性本部「日本の生産性の動向 2014年版」)

TeleOfficeとBIG PADで迅速な意思決定を実現

「TeleOffice」は、遠隔地をつなぎ、映像や音声はもちろん、資料や板書も共有できるクラウド型Web会議サービスだ。資料への書き込みやページめくりもクラウドを通してリアルタイムに共有できるので、参加者全員が資料の同じ箇所に注目可能。場所が離れていても全員の意識を集中させ、共通認識のもと議論を深めることができる。意思決定に必要な材料をオンデマンドで引き出せるため、スピーディーな意思決定が可能。端末は、Windows、iOS、Androidにも対応し、PCのみならず、タブレットやスマートフォンでもマルチに使えるので、場所に縛られず現場から会議に参加できる。通信はすべて暗号化されており、端末単位の認証により登録されていない端末からログインできない。また、FISC(金融情報システムセンター)安全対策基準に概ね準拠しており、セキュリティも安心だ。

「BIG PAD」は、タッチパネルを搭載した電子黒板。高精細な画面表示とともに、ホワイトボードに書くように滑らかな書き味で、画面に書き込みができる。TeleOfficeと組み合わせることで、複数の参加者がいる多拠点をつないだ遠隔コラボレーションも極めてスムーズになる。なお、BIG PADは、8月にさらに書き味や操作性が向上した80V型の新製品が登場する。

デザインシンキングやコラボレーションを加速

TeleOfficeとBIG PADによる遠隔会議

TeleOfficeは遠隔地との会議を容易に実現。PC、タブレット、スマートフォンなど多彩な端末から参加可能。BIG PADを使えば、大画面を大勢で一緒に見ながら複数拠点の参加者と会議ができる。

今回、シャープのBtoBショールームで、岸氏にTeleOfficeとBIG PADを体験してもらった。

TeleOfficeは、インターネットに接続できる環境であれば、どこからでも利用可能。専用の会議室は不要で、多彩な端末から気軽に参加できる点を評価。「今は社内だけでなく、社外とのコラボレーションで、アイデアを磨いていく時代。また、クリエイティビティを発揮するには、たとえばカフェでいいアイデアが思いついたときに、関係者を招集して議論するといったことが行われてしかるべきでしょう。そういうコラボレーションに、TeleOfficeは非常に適しています」(岸氏)。

さらに岸氏は、「最近の先進的オフィスは、壁一面や机までもホワイトボードにしているところが多い。そういう会議室で、自由に書き込みをしながら議論を深める“デザインシンキング”が主流です。しかし、結局最後にみんなでホワイトボードをスマートフォンのカメラでパシャパシャ写している。それはそれでいいんですが、BIG PADがあれば、みんなで出したアイデアをデジタル化してすぐに共有できる。会議に必要な要素がすべて揃っていて、デザインシンキング的なアプローチに非常に有効なツールだと思います」と語る。

岸氏が所属する慶應義塾大学大学院では、遠隔会議は日常的で「今どき当たり前」という感覚だ。しかし、課題もあるという。「実際に僕は、博士論文の審査に地方の出張先からタブレット端末で参加しました。その場合、映像や音声は問題ないのですが、題材となる論文はデータで送ってもらって、事前に準備する必要がありました。BIG PADとTeleOfficeなら、大勢が集まる研究室ではBIG PADの大画面を一緒に見ながら、この部分が、とコメントを書き込みながら議論ができ、それを同時に遠隔の参加者とも共有できる。議論を重んじる日本的な生産性向上に資するシステムだと思います」と語る。

岸氏は生産性について「同じことを短時間でやるだけが生産性の向上ではありません。イノベーションを通じて全く新しいものを創り出して付加価値を高めるのも生産性の向上です。BIG PADとTeleOfficeを組み合わせて使えば、この生産性の両面に貢献するはずです」と指摘する。

「BIG PADとTeleOfficeは“デザインシンキング”にマッチしたツール。こういう新しい発想を生むツールを、ぜひさまざまな業種で使ってほしい」(岸氏)

このようなツールを活用し、岸氏がぜひ元気になってほしいと考えているのが、日本経済を下支えする中堅中小企業だ。「残念ながら中堅中小企業のICT活用は、なかなか進んでいないのが実態です。しかしこれは考えようによっては、チャンスでもある。新しいICTの導入によって、既存の古いシステムに縛られて身動きできない企業を飛び越え、一気に最先端に躍進できるからです。以前に比べれば、ICTの導入コストは劇的に下がっています。TeleOfficeもそのひとつ。今こそ、最先端のICTを安価に導入できる絶好のチャンスといえます。ぜひ、このようなツールで本当の意味での生産性を高めてほしいですね」(岸氏)。

現場←→本社 導入事例

シャープエネルギーソリューション株式会社

シャープの太陽光発電システムを取り扱っているシャープエネルギーソリューション(株)では、ソーラーパネルを屋根に取り付ける際の現地調査に、TeleOfficeを活用している。担当者がスマートフォンで現場の状況を撮影し、それを熟練スタッフのいる本社と共有する。熟練スタッフが現場の状況を動画や写真で確認することにより、正しい工法の選定をサポート。経験の浅い担当者でも現地調査を任せられるようになり、多様化するお客様のニーズへ迅速に、効率よく対応できるようになった。

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