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受賞・表彰

第22回ディスプレイ国際ワークショップ<IDW'15>において、「ベストペーパーアワード」・「デモンストレーションアワード」を受賞


▲ベストペーパーアワードを手にする受賞(発表)者
ディスプレイデバイスカンパニー 開発センター デバイス技術開発部 主事 居山 裕一(左)、
研究開発本部 先端技術研究所 先端技術開発室 主事 吉村 健一(右)

2015年12月9〜11日に、大津プリンスホテル(滋賀県大津市)で開催されました第22回ディスプレイ国際ワークショップ<IDW'15>において、「明るく広色再現性を両立したバックライト用LED」と「フィールドシーケンシャル駆動※1で稼働するシースルー(透明)ディスプレイ」についての論文が、「ベストペーパーアワード」を受賞しました。

IDW※2(ディスプレイ国際ワークショップ)はディスプレイの学会で最も権威のある国際学会の一つで、1994年から開催され今回で22回目となります。「ベストペーパーアワード」は、ディスプレイ技術に関して高い見識をもった方々が、毎年500件以上も発表されている論文の中から最も優れた技術内容と判断したものを選び、表彰します。

「明るく広色再現性を両立したバックライト用LED」については、物質・材料研究機構※3と共同開発した独自の緑色蛍光体材料※4と蛍光体メーカと共同で開発した赤色蛍光体材料※4を組み合わせることにより、明るく広色再現性を両立したバックライト用LEDを実現しました。

▲明るく色再現性を両立したバックライト用LEDを
用いたディスプレイパネル(右)

また、「フィールドシーケンシャル駆動で稼働するシースルー(透明)ディスプレイ」は、液晶ディスプレイでは従来不可能であったフィールドシーケンシャル駆動を可能にしたもので、明るくボヤケのない「透明状態」、色再現性の高い「白状態」、高いコントラストを実現できる「黒状態」の3状態を表示できるシースルー(透明)ディスプレイを実現しています。


▲発表時のデモンストレーションで
高評価だった居山主事は
「デモンストレーションアワード」も受賞
▲「デモンストレーションアワード」を受賞した
シースルーディスプレイのデモ機。(透明(左)、カラー表示(右))

※1
フィールドシーケンシャル駆動は、通常の画像切り替えの3倍以上の高速応答で、表示する画像に対応した3原色の画像(赤色画像、緑色画像、青色画像)を単位時間毎に切り替えることで人の目の残像現象を利用して混色をおこない、カラー画像として認識させるディスプレイ駆動方式。
※2
International Display Workshops の略。
※3
国立研究開発法人 物質・材料研究機構:環境・エネルギー・資源などに関する地球規模の課題解決のための物質・材料科学技術を研究する機関。
※4
緑色蛍光体、赤色蛍光体は、ディスプレイのバックライトに使用する3原色の赤と緑を青色の光から発光させるための材料。

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