ホーム > シャープについて > 会社情報 > 受賞・表彰 > 「自光式無線DPSの開発」が、トヨタ自動車株式会社納入企業に贈られる 平成28年度「技術開発賞」を受賞

会社情報

受賞・表彰

「自光式無線DPSの開発」が、トヨタ自動車株式会社納入企業に贈られる 平成28年度「技術開発賞」を受賞




▲自光式無線DPS(タグ)

当社の「自光式無線DPSの開発」が、トヨタ自動車株式会社が主催する平成28年度「技術開発賞」を受賞しました。

「技術開発賞」は、部品や設備などを納入した企業の中から、世界をリードする際立った新技術・製品の開発により、該社の商品力向上に貢献した企業に贈られる賞です。車両/部品部門と設備部門に分けて選考され、本年度は車両/部品部門から10社、設備部門で6社が受賞。当社の「自光式無線DPSの開発」は設備部門での受賞となりました。

2月24日に名古屋国際会議場にて開催された、2017年トヨタグローバル仕入先総会表彰式に、ビジネスソリューション事業本部 マニファクチャリングシステム事業部長 難波 豊明が出席。該社 代表取締役社長 豊田 章男 氏より賞状と楯をいただきました。

DPS(デジタル・ピッキング・システム)とは、車両の仕向け・仕様に応じた部品を部品棚の中から間違わずに短時間で取り出し、指定された箱などに入れるようランプで作業者に指示をする作業支援システムです。「自光式無線DPS(タグ)」は、当社が保有しているパッシブRFIDシステムの技術をベースにして、ソーラー給電だけで動作する自発光式無線型DPS用タグで、当社では「光るタグ」と呼んでいます。

従来の有線方式では、製造ライン上の部品棚レイアウト変更のたびに多額の工事費が発生し、工事のために製造ラインを停止せざるを得ませんでした。当社は、UHF無線技術とソーラーを組み合わせた「自光式無線DPS(タグ)」の開発により、工事費の発生、製造ラインの停止もほぼ皆無となりました。また、有線方式と異なり、無線方式では部品格納側の台車の移動にも対応できるためピッキング作業の誤りも撲滅できました。こうした成果が評価され、この度の受賞に繋がりました。

RFID(=radio frequency identifier):ID情報を埋め込んだRFタグから、電磁界や電波などを用いた近距離(周波数帯によって数cm~数m)の無線通信によって情報をやりとりするもの、および技術全般。

Page top