CSR・環境

輸送段階の環境負荷低減

輸送における環境負荷低減

  • ※ 自己評価 ★★★:目標を上回る成果があった ★★:目標を達成 ★:一定の成果があった
2017年度の目標 2017年度の実績 自己評価
エネルギー消費原単位:
年平均1%以上改善(2013~2017年度)
エネルギー消費原単位:
年平均11.1%改善(2013~2017年度)
★★★
2018年度の重点取り組み目標 エネルギー消費原単位:
年平均1%以上改善(2014~2018年度)

日本国内輸送における環境負荷低減

シャープは、省エネ法で求められる「エネルギー消費原単位の年平均1%以上改善」の遵守はもとより、環境負荷と輸送コストの抑制に向けて、モーダルシフト※1や輸送効率の改善などの取り組みを日本国内のシャープグループ全体で展開しています。

2017年度の日本国内シャープグループの貨物輸送に伴う温室効果ガス排出量は前年度比5%削減の16千t-CO2となり、シャープ(株)の直近5年間(2013~2017年度)のエネルギー消費原単位は年平均11.1%の改善となりました。また、モーダルシフトに継続的に取り組み、トラック輸送から船舶(内航船)や鉄道(JRコンテナ)など環境負荷の低い輸送への切り替えを進めています。さらに、輸入製品を各地域での販売比率に応じて最適港に陸揚げすることで物流拠点間での再輸送を抑制するなど、輸送における環境負荷の低減に取り組んでいます。

シャープは携帯電話の輸送において、国土交通省ならびに公益社団法人鉄道貨物協会が制定する「エコレールマーク※2」の認定を取得しています。

  • ※1 貨物輸送をトラック輸送から環境負荷の低い船舶・鉄道輸送に切り替えること
  • ※2 鉄道貨物輸送を一定以上利用している企業や製品に対して認定され、製品パッケージやカタログなどへのマークの表示を通じて、環境に配慮した輸送手段を採用していることを周知

貨物輸送に伴う温室効果ガス排出量の推移(日本国内)

携帯電話の輸送において貨物鉄道輸送を積極的に活用

海外輸送における環境負荷低減

シャープは、海外輸送に伴う温室効果ガス排出量の抑制に取り組んでいます。具体的にはモーダルシフトの推進による航空輸送の削減や積載効率の向上に加え、生産拠点と消費地を結ぶ海上ルートと陸揚げ地の最適化、さらには工場により近いサプライヤーからの部品調達に切り替えるなど、幅広い取り組みを進めています。

2017年度のシャープの海外輸送に伴う温室効果ガス排出量は、中国における液晶テレビの販売量増加に伴い、前年度比34%増加の186千t-CO2となりました。

取り組み事例

物流の環境負荷削減取り組み(インドネシア)

インドネシアの生産拠点SSIでは、環境負荷の少ない輸送を目指した取り組みを推進しています。製品輸出や部材輸入のため、工場と空港間を往復しているトラックの輸送回数の最小化を図るスケジュール管理や、一度に運ぶ貨物量の最大化を目指した積載効率の向上などを行っています。また、従来は部材のほとんどを日本や中国、シンガポールから輸入していましたが、インドネシア国内や近隣国のサプライヤーからの調達に切り替えることにより、物流の環境負荷とコストを削減するとともに、地域の経済にも貢献しています。

トラックの輸送回数を最小化

部材調達の切り替え