太陽光発電関連事業の推進
シャープは、太陽電池セル・モジュールの開発・生産、システム設計、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設、さらには太陽光発電事業に至るまで、バリューチェーン全体を手掛けるトータルソリューション事業を世界各地で展開し、地球環境保全に貢献する再生可能エネルギーの普及拡大を進めています。
半世紀にわたる太陽光発電への取り組み
シャープは1959年から太陽電池の研究を開始し、灯台や人工衛星などの過酷な条件下で信頼と実績を積み重ね、住宅用や産業用システムの開発に活かしてきました。当社の太陽電池の商業化と産業化への取り組みが評価され、2010年には電気・電子・情報分野における世界最大の学会IEEEより「IEEEマイルストーン」に認定されています。
シャープの2011年末までの太陽電池累計生産量は世界No.1※1で、5.5GWに達しています。これは、住宅用の4kWシステムに換算すると130万軒以上に相当します。
※1 1985〜2011年。PV Newsおよび当社データに基づき集計。
メガソーラーの建設と保守・メンテナンス業務を受託 (タイ)
シャープがタイの発電事業会社NED社から、同国最大手の建設会社ITD社/ITE社と共同で受注し、建設を進めていた世界最大級73MWのメガソーラーが今年3月に完成しました。シャープは薄膜太陽電池モジュールおよび周辺システムの供給、システム設計、建設に加え、保守・メンテナンス業務を受託しました。同業務はSSMA※2(Sharp Solar Maintenance Asia Co.,Ltd.)が担当し、SSMAは今後、アジア地域において拡大が予測されるメガソーラーの保守・メンテナンス事業を展開する計画です。
※2 アジア地域におけるメガソーラーの保守・メンテナンス業務を行う目的で2011年3月21日に設立。
薄膜太陽電池工場の稼動 (イタリア)
シャープとエネル・グリーン・パワー社※3(以下EGP)、およびSTマイクロエレクトロニクス社※4の合弁会社「3Sun S.r.l.」が運営する最先端の薄膜太陽電池工場が、2011年12月に稼動を開始しました。この工場の年間生産能力は160MWで、イタリアで最大、欧州においても最大級の薄膜太陽電池工場です。

※3 イタリア最大の電力会社エネル社のグループ会社。イタリアおよび世界各国の再生可能エネルギーの発電事業を展開している。
※4 欧州を代表する半導体メーカー。1987年設立。
太陽光発電事業の推進 (イタリア)
シャープとEGPが設立した太陽光独立発電事業(IPP※5)の合弁会社「Enel Green Power & Sharp Solar Energy S.r.l. (以下ESSE)」は、2012年3月末までにイタリアで計6ヶ所のメガソーラーを建設し、発電を開始しました。太陽電池設置容量は合計約20MWで、年間予測発電量は、イタリアの一般的な家庭約10,000世帯分の年間消費電力量に相当します。
ESSEは今後、2016年末までに累計500MW以上の規模となる複数のメガソーラーの建設を予定しており、欧州、中東、アフリカで発電事業を展開する計画です。
※5 Independent Power Producer。発電施設を設置して発電した電気を販売すること。
メガソーラー開発事業の推進 (米国)
シャープの米国子会社のリカレント・エナジー社は、電力会社と連携し、メガソーラーの開発・販売を行う米国大手のソーラーディベロッパー(メガソーラーの開発事業者)です。同社は2011年度に米国・アリゾナ州(19.5MW)やカリフォルニア州(88MW)、カナダ・オンタリオ州(100MW)など北米地域で開発を進めており、欧州等にも事業を拡大しています。
国内におけるメガソーラーの導入拡大
国内では、今年7月からの再生可能エネルギー買い取り制度のスタートに向けて、メガソーラーの導入が拡大しています。シャープは、群馬県(2.4MW)や栃木県(2MW)、大阪府(2MW)、長野県(9.2MW)など国内各地でメガソーラーの建設を計画しています。
日本のエネルギー自給率はわずか4%※6で、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料のほとんどを海外からの輸入に頼っています。エネルギー自給率を高め、地球温暖化を抑制するため、シャープは太陽光発電の普及拡大を進めます。
※6 国内で使われるエネルギーを国内の資源でまかなえる割合。原子力発電を除く。











