CSR・環境

廃棄物の排出抑制・再資源化

廃棄物の排出抑制・再資源化

  • ※ 自己評価 ★★★:目標を上回る成果があった ★★:目標を達成 ★:一定の成果があった
2017年度の目標 2017年度の実績 自己評価
最終処分率:1.0%以下 最終処分率:0.5% ★★★
2018年度の重点取り組み目標 最終処分率:0.5%以下

シャープグループの廃棄物等発生量を抑制

シャープは資源循環型社会の構築に貢献するため、廃棄物の排出抑制と再資源化に取り組んでいます。2017年度のシャープグループの廃棄物等発生量は、生産高の増加に伴い前年度比10%増加(+6.4千t)となりました。一方、最終処分率については、SER委員会など全社横断的に取り組んだ結果、グローバルで0.5%を達成することができました。また、日本国内工場では最終処分率が0.005%となり、2001年度から17年連続でゼロエミッションを継続しています。今後は、海外拠点の廃棄物削減取り組みを一層強化し、グローバルでのゼロエミッション達成に向けて取り組みを進めます。

  • ※ シャープでは、廃棄物最終処分率0.5%未満をゼロエミッションと定義しています。
    廃棄物最終処分率(%) = 最終処分量 ÷ 廃棄物等発生量

廃棄物等発生量の推移

最終処分率の推移

廃棄物等発生量の地域別内訳(2017年度)

PCB廃棄物の適正な保管・管理

シャープは「PCB特別措置法」に基づき、PCB廃棄物の適正な保管と管理を徹底しています。法令で定められた期限(2027年3月末)はもとより、早期の無害化処理完了に向けて計画的に処理を進めています。

取り組み事例

洗浄廃液の濃縮減量化による産業廃棄物の削減

三重工場(三重県多気郡)では、液晶ディスプレイの生産工程から発生する産業廃棄物の削減に取り組んでいます。生産工程で発生する有害なガスは薬液を使用して洗浄し、きれいな状態にして工場外へ放出していますが、洗浄の際に使用した薬液(洗浄廃液)は産業廃棄物として排出しています。2017年度は、これまで産業廃棄物としていた洗浄廃液の一部を社内の設備で蒸発させて濃縮し、容積を大幅に削減することで、年間192tの削減につながりました。

洗浄廃液の一部を社内設備で蒸発・濃縮

洗浄廃液処理の流れ