積み重ねた技術で実現 屋根ごとにつくる、ベストな発電所 太陽電池モジュール ブラックソーラー

シャープの環境に配慮したモノづくりへのこだわりや開発の苦労話を開発担当者に聞く、シリーズ「ココにもエコ」。
今回はブラックソーラーの開発を担当した4人にお話を聞きます。
(聞き手:「ココにもエコ」編集担当)

シャープのソーラーは住宅用から宇宙まで。

実はシャープって世界でもいち早く太陽電池モジュール(ソーラー)を量産してるんですよね(^^)

宮田(商品企画担当):そうなんです。シャープのソーラー開発は1959年から。半世紀以上の歴史があるんですよ。電卓に初めてソーラーを搭載したのもシャープです。

磯野(モジュール技術開発担当):1966年からは海風にさらされる灯台に、1976年からは宇宙空間という過酷な状況で使われる人工衛星にシャープのソーラーが採用されています。実はシャープってJAXA様※1に認定されている国内では唯一のソーラーメーカーで、今までに160基以上※2の人工衛星にシャープ製ソーラーが搭載されています。

山本(生産担当):「電気を消費するモノをつくるメーカーの責任として、いつか電気そのものをつくる存在になりたい」という創業者の決意が、今のソーラー事業に受け継がれているんです。

  • ※1 宇宙航空研究開発機構
  • ※2 2014年3月時点

私も新入社員のころにその創業者の言葉を習いました!
半世紀にわたって積み重ねた実績が、電卓から衛星まで様々な場所で活躍しているんですね。

山本:そうなんです。実は31年間ソーラーの生産に携わってきた私としては、もっともっとシャープのソーラーを知っていただきたいと思っています。

塩津(架台設計担当):もちろん住宅用ソーラーでも、シャープは国内No.1、約68万軒の導入実績を生かしてきめ細やかなフォローをしています。製品性能だけでなく、設置やサービス面でもシャープの良さをお伝えしたいです(*^^*)

塩津さんは前の職場では産業用ソーラーの担当として実際にソーラーの設置現場に度々足を運んでいたそうです。

改良に改良を重ねて量産化を実現

では、今日ご紹介いただく住宅用のブラックソーラーについて教えていただきたいのですが、「ブラック」っていったい何ですか?

宮田:その名の通り、見た目が黒いんですよ!ソーラー自体が既にエコですが、そのエコ性能を最大限引き出すために作ったのがブラックソーラーです。

磯野:ブラックソーラーの商品化には今までのモジュールと比べ物にならない「生みの苦しみ」がありました。技術コンセプトができても生産がなかなか安定せず、量産化の目途が立たなかったんです。

山本:私の業務は、磯野さんたち技術部が作った試作品の量産化技術開発なんですが、このブラックソーラーは通常の3倍の期間が必要でした。こんなに失敗と改善を繰り返したのは初めてですよ(^^;)

山本さんは昭和58年以降、薄膜太陽電池から宇宙用、多結晶、単結晶などあらゆる種類のソーラーの生産全てに関わってこられたそうです。

数多くのソーラーモジュールと比較して、一番ブラックソーラーが大変だったんですか?

山本:桁外れです(笑)。試作ではうまくいっても、量産化となると必ずといっていいほど問題が出てきます。ブラックソーラーの生産では、一定の誤差が出るとアラームが鳴るように設定していて、100枚の試作では1回出るか出ないかのアラームでも、1日の生産量が10万枚以上となると1000回以上のアラームになるので、アラームが頻繁に鳴って鳴って、、、大騒ぎでした。ブラックソーラーの立ち上げ時は生産現場で統括班長をしていたので、かなりのプレッシャーを感じましたが、今ではいい経験をしたと思っていますよ。

宮田:確かに最初は生産効率が思ったように上がらず苦労しました。でも細かな調整を積み重ねてなんとか量産化を実現し、今では主力商品にまで成長しています。

磯野:苦労して開発した分、ブラックソーラーはかわいくて仕方がないですね。なので、今回のモデルもお客さまに喜んでいただけるよう、性能向上に精一杯力を注ぎました!このNQ-210ADシリーズでは前モデル※3より約3.5%も出力を向上しています。

※3 NQ-203ADシリーズ

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