写真:集合写真

人を感じてエコを応援 デジタルフルカラー複合機<MX-6170FN/5170FN >

シャープの環境に配慮したモノづくりへのこだわりや開発の苦労話を開発担当者に聞く、シリーズ「ココにもエコ」。
今回はデジタルフルカラー複合機<MX-6170FN/5170FN>の開発を担当した7人にお話を伺います。
(聞き手:「ココにもエコ」編集担当)

複合機は2回目の登場です!
印刷・スキャン・FAXなど多くの機能を合わせ持つ複合機。(前回教えてもらいました)
今回は、 とっておきの複合機ができたというので取材に来ました

武居(商品企画担当):今回のこだわりポイントはエコと使いやすさの両立。“人を感じてエコを応援してくれる”そんな機能を搭載したデジタルフルカラー複合機<MX-6170FN/5170FN>を紹介します。

写真:武居さん

元トナー開発者の武居さん。
今は商品企画担当として日々奮闘

複合機のエコというと、紙の節約でしょうか!?そういえば、電力はあまり気にしたことがないかも・・・電気代を気にして家では節電節電!(ノ`・Д・) ゚+。゚なのですが。

武居:正に、複合機の節電についてお話ししようと思っていました。複合機を使用していない時、電源が切れていることがありませんか?これは“節電モード※1”に設定しているから。一日中起動状態にしておくと電気がもったいないので、節電モードのご使用をおすすめしています。ただ、節電(解除)ボタンを押してから操作パネルが表示されるまで少し待たないといけないという声もありました。

  • ※1 消費電力が高い部分の動作を管理することで、電力の消費を節約します。

写真:節電解除ボタン

これが、「節電(解除)ボタン」です

確かに。ボタンを押すと「ウィーン」という音がして複合機が動き出して・・・少し待ちますね。エコは大事ですが、待ち時間が増えるのはちょっと。。

武居:そこなんです。使いやすさを失わずにエコ、それが重要。「皆さんのエコな使い方を応援するような機能はないだろうか?」と考えました。
そこで今回採用したのが“人感センサー”。複合機に近づく人を感知して節電モードを解除し、自動的に操作パネルを立ち上げ、素早く操作できるようにしたんです。

人感センサー!複合機って待ちの姿勢というイメージでしたが、自ら動くなんて驚きです╰(*´︶`*)╯

山根木(ソフト開発担当):それだけではありませんよ。コピーやスキャンを使うには準備(ウォームアップ)時間が必要です。そこで最近利用頻度が増えてきたスキャナーのウォームアップタイム短縮に取り組み、体感1秒でスキャンを使用できるようにしました。

い、1秒!それはスゴい。コピーの方はどうでしょうか?

武居:実は、複合機の機能の中で一番準備に時間がかかるのがコピー。ここを何とかしないと待ち時間の根本的な解消にはならないんです。そこで技術部門に「なんとかコピーのウォームアップタイムを半分にしてくれないか」と頼みこみました。

浪崎(コピー定着技術担当):私たちは日頃からウォームアップタイムの短縮に取り組んでいるので、半分なんて無茶だと思いました(苦笑)。しかし、ストレスなく使っていただきたいという気持ちから、とにかく挑戦してみることにしたんです!

ここは技術者として腕の見せ所ですね キラーン (° ꈊ °)✧
具体的にどのような取り組みをされたんですか?

浪崎:その前に、印刷の仕組みについて説明しますね。
印刷は、トナーを乗せた紙に“熱”したベルト(定着ベルト)で圧をかけ、トナーを溶かして紙にくっつけて(定着)行います。
簡単にいうと、このベルトを定着可能な温度にする動作が「ウォームアップ」です。今回、素早くベルトに熱を持たせるために、即熱定着ベルトの開発に取り組みました。
(印刷の仕組みについては第6回「ミクロの世界から省エネに挑戦」をご参照ください)

写真:浪崎さん

定着技術担当の浪崎さん、新技術の開発には長い道のりがあったと語ってくれました

即熱定着ベルトってどんなものでしょう?

浪崎:熱は(1)ハロゲンランプ⇒(2)ローラー⇒(3)定着ベルトという流れで伝わります。今回、熱を早くベルトに伝えるためにローラーの側壁を薄くすることで、熱伝導性を高めました。これまでもローラーを薄くしようと四苦八苦してきたのですが、ぐるぐる回すものなので耐久性の問題がありました。新たな材質を採用してローラーを80%薄くできた時は本当に嬉しかったです。また、定着ベルトには熱を伝えやすい新素材を採用しました。

新開発即熱定着ベルト

新開発即熱定着ベルト

和田(トナー開発担当):定着に必要な温度はトナーの溶ける温度で決まるため、低温で定着可能なトナーの開発にも取り組みました。
ただ、融解温度を低くしすぎると熱帯地域での輸送中などに溶けてしまう可能性があるんです。耐熱性を持たせつつ、必要な時にはすぐ溶ける。この両立には苦労しました。

定着ベルトとトナー、新開発の合わせ技でウォームアップタイム短縮を実現したということですか?

和田:そうですね。各分野の技術者が連携したことで、ウォームアップタイムを従来機種の半分(30秒→15秒)※2に短縮することができました!これで原稿セットや枚数などの設定をしている間にウォームアップが完了するので、体感ではほとんど待ち時間なくコピーしていただけると思います。

  • ※2 MX-5141FNとのモノクロ印刷での比較(環境により異なる場合があります。)

写真:和田さん

耐熱性に関しては、使用・保管・輸送など、さまざまな場面を想定して検討したという和田さん

ウォームアップタイムのグラフ

“待ち時間をなくしてほしい”という気持ちを感じてエコになった複合機が、オフィスでの節電を応援してくれるんですね。これなら無理せず節電できちゃいますね(*^_^*)

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