「徹底的に省く!」エコの精神

大西(蓄電池開発担当):初めは、半分になんてどうやって?という感じで、正直ビックリしました・・・。しかし過去、蓄電池が大きいために“設置できない”という例があったんです。こんなことでお客さまに導入を諦めていただくわけにはいかないので、「やってやろう!」という気持ちになりました。

写真:大西さん

一人でも多くの方に蓄電池を使って貰いたいと考え、コンパクト化へのチャレンジを決めたという大西さん

そう言われると、確かに、置ける場所って多くないかも知れませんね・・・エアコンの室外機やゴミ箱もありますし。

大西:まず、これまでより小さい蓄電池モジュールを採用しました。そして部品の形を変えたり置き方を工夫することで、外箱と蓄電池の間の余計なスペースをなくしました。ほら、以前と比べるとジャストサイズって感じでしょう?

写真:従来モデル(4.8kWh)/2016年モデル(8.4kWh)

おぉ~!!!スペースに全く無駄がないですね!ぴっちり!しかしこうやって比較すると、前モデルはちょーっと隙間が多くないですか・・・?(´-ω-`)

大西:蓄電池は重量があるため、安全と施工性を考慮し、シャープでは外箱に蓄電池を詰め込む作業を現場で行っているんです。これまでは箱の中に手を入れて設置作業を行っていたため、スペースに余裕を持たせていました。しかし、このスペースは見過ごせません。そこで思いついたのが“取っ手”。電池に取っ手をつけることでぴっちりながらも簡単に詰込作業ができるようにしました。

わっ!簡単に詰め込めますね。パパッと作業できちゃいそうです!

大西:実はこの取っ手、施工間違いの防止にも役立っています。外箱にカギ穴のようなものをつくり、蓄電池の設置方向が正しければその穴に取っ手がカチャッとはまるようにしました。

川添:さらに施工上の工夫がもう一つ。蓄電池の土台には、コンクリートで固めたものではなく自販機の土台のような“簡易基礎”が利用できるんです!これまで数日かかっていた施工期間を数時間まで短縮することが可能ですので、配線など全作業を考えても1日あれば終わりますよ。

佐藤(商品企画担当):施工なんてと思うかもしれませんが、私たちは作業に関わる方の力を削減する「省エネルギー」も大切だと考えています。もちろんお客様にも喜んでいただけるので、「省けるものは徹底的に省く!」エコの精神で取り組みました。

写真:蓄電池モジュールを外箱に詰め込む様子

蓄電池モジュールを外箱に詰め込む様子。取っ手がしっかりとはまります

なるほど(*^_^*)施工性を向上させながら、2台を1台に、コンパクト化は実現できたんでしょうか?

大西:もちろん!大容量8.4kWh蓄電池は、従来モデルと比較して体積比で約半分にすることができました!また、4.2kWh蓄電池は業界最小クラス※1のサイズを実現しています。

  • ※1 住宅用蓄電池の屋外設置モデルにおいて(2016年9月1日現在)。当社調べ。

写真:すっきり1台でコンパクトボディの大容量タイプ(8.4kWh)

写真:屋外設置タイプでは、業界最小クラスのコンパクトタイプ(4.2kWh)

省スペースで省資源、作業も省エネ。文句なしですね

川添:さらに長寿命設計で安全な蓄電池なので、15年の長期保証(有償)をしています。長く使っていただける、という点でもエコなんです!

無限にある太陽光で自給自足できる世の中へ

佐藤:シャープの創業者、早川徳次はこんな言葉を残しています。「無限にある太陽光で電気を起こすことを考えれば、人類にどれだけ寄与するかは、はかりしれない」。50年たった今でもその言葉は深く私たちに刻まれ、現在、シャープの住宅用太陽光発電システムの累計設置件数は約76万件※2になりました。ただ、“社会を支えるエネルギー源”として見た時、まだ一人前とは言えないと考えています。お天気などに左右されることを補うためには、蓄電池が必要です。さらにもう一つ、私たちは「HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)」も必要だと考えています。

  • ※2 2016年3月現在。

写真:佐藤さん

ソーラーに携わって10年の佐藤さん。国内住宅用システムの3分の1はシャープ製なんですよと教えてくれました

聞いたことがあります!家庭でのエネルギーを管理して節約してくれるんですよね(° ꈊ°)✧キラーン

佐藤:蓄電池単体でも「朝7時~夜23時まで、蓄電池から放電」といった設定ができるのですが、実際は毎日同じ生活をするわけじゃないですよね。HEMSがあれば、もっと細かく、しかも自動で電力を切り替えてくれるんです。

川添:また、シャープのクラウドHEMSは天気予報など外部情報をキャッチします。どしゃ降りで気象警報が発令された時、蓄電池残量が20%だったら不安ですよね?クラウドHEMSなら蓄電池に指示を出し、勝手に充電を開始してくれるので、いざという時にたくさん電気が使えて安心です。

賢いですね~!!
2016年4月に電力小売り自由化がスタートしましたよね?正直、よく分からなくて・・・賢いHEMSの力でどうにかならないでしょうか?

川添:お客様からも、そういった声をいただいています。HEMSがあれば、最も自分に合うプランを見つけてくれますよ!

佐藤:さらに今後は、自家消費を含め電気のかしこい使い方がご家庭により変わってきます。
クラウドHEMSを使って蓄電池の電気をかしこく使うDCハイブリッドエアコンや、停電モード付冷蔵庫のような一歩進んだ省エネ家電は、家電メーカーであるシャープだからこそ実現できた商品です。これからも、各ご家庭の状況やライフスタイルの変化を見据えながらホームエネルギーソリューションを進化させていきますので、ご期待ください。

ご存じですか?シャープのSGP スーパーグリーンプロダクト
シャープが考える環境性能の基準についてご案内します。
CSR・環境
持続可能な社会の実現に貢献するシャープのCSR
環境に配慮したモノづくり 工場からエコ
エコな商品はエコな工場から生まれます。
  • シャープ公式@SHARP_JP
  • シャープ公式Facebook
エコも語っています!