CSR・環境

労働安全衛生の取り組み

安全衛生および健康増進活動の推進

  • ※ 自己評価 ★★★:目標を上回る成果があった ★★:目標を達成 ★:一定の成果があった
2017年度の目標 2017年度の実績 自己評価
  • 長時間労働削減など、過重労働による健康障害、メンタルヘルス不調・疾患の防止
  • 重大災害の発生ゼロ、労働災害・社用車事故の低減
  • 健康経営(けんこうシャープ23)の各種取り組みの推進
  • 長時間労働対策を強化し、長時間労働者数を大幅に削減メンタルヘルス不調・疾患の一次予防として全従業員にストレスチェックを実施し、発症予防、早期発見・早期ケア、再発防止の包括的な取り組みを推進
  • 重大な労働災害・環境関連事故ゼロ
    一方でうっかりによる労働災害が増加中のため、うっかり労災の撲滅を2018年度重点取り組み項目とする
    社用車事故は前年実績とほぼ同数
  • 健康診断結果のフォローおよび健康維持・増進指導の強化生活習慣病予防の健康教育会や禁煙キャンペーン、全社ウォーキング運動など、健康経営(けんこうシャープ23)の取り組みによる健康障害防止施策を推進
★★
2018年度の重点取り組み目標
  • 重大災害の発生ゼロ/労働災害の低減(特にうっかり労働災害の撲滅)
  • 過重労働に伴う健康障害の防止
  • 健康経営(けんこうシャープ23)の継続推進

シャープ安全衛生基本方針

基本理念

シャープグループは、世界中の全ての従業員の安全・安心・健康を守ることが、事業活動に不可欠なものと考え、適切な経営資源を投入し、誠意と創意の精神に沿って、安全で働きやすい環境の実現を図ります。

基本方針

  1. 法令の遵守
    それぞれの国や地域の安全と衛生にかかわる法令を遵守するとともに、グループで統一した方針に沿って、各社が構築する自主基準を遵守し、安全衛生の水準向上を図ります。
  2. 管理体制の構築
    安全衛生に関する管理体制を構築し、役割・権限・責任を明確にし、組織的な活動を推進します。
  3. マネジメントシステムの構築と運用
    労働安全衛生マネジメントシステムを構築し、継続した評価と改善を行い、危険や有害な要因の除去を図ります。
  4. 教育と訓練の実施
    すべての従業員に対して、安全衛生の向上に必要な教育と訓練を実施することで、安全衛生の意識向上と自主的な活動の促進を図ります。
  5. 目標の設定と全員参加による実践
    災害の発生防止と従業員の健康増進に向けた目標を定め、全員参加による活動の実践を通して、その達成を目指します。

安全衛生健康推進体制

シャープでは、安全衛生活動の枠組みに「従業員とその家族の健康の保持増進」を加え推進しています。取り組み名称を「安全衛生」ではなく「安全衛生健康」とし、会社として本格的に健康保持増進を図る意思を明確にして、安全衛生健康推進体制を定めています。

安全衛生健康推進体制図

安全・安心・健康に働ける職場を目指して

シャープでは、各事業場の「安全衛生活動」と「健康保持増進活動」の推進を図るため、全社的な基本施策を審議決定する「中央安全衛生健康委員会」を労働組合と協力し合いながら開催しています。委員会では、年間の全社安全衛生健康方針や目標・重点取り組み項目を定め、各事業場へ展開しています。各事業場、関係会社では、労使の代表者で「安全衛生健康委員会」を毎月開催し、安全衛生健康活動についての報告・審議、改善施策の決定を行い、職場の安全衛生健康責任者を通じて職場における活動の浸透を図っています。

また、職場の災害発生の潜在リスクを事前に洗い出し、除去・低減する「先取り安全」の一層の定着に向けて「労働安全衛生マネジメントシステム」を構築して推進するとともに、重大災害につながるおそれのある危険有害物による事故の防止やうっかり労災の撲滅、作業ルールの遵守などの強化により、労働災害事故の低減に取り組んでいます。

こうした取り組みを継続した結果、2017年度における日本国内のシャープグループの労働災害発生率(度数率※1))は0.23となり、全国の全産業平均(1.66) 、製造業平均(1.02)を大きく下回っています。

労働災害発生率(度数率)の推移

  • ※1 労働時間100万時間当たりの労働災害発生率(休業1日以上)を表す指標
  • ※2 全国全産業平均、製造業平均度数率は、2017年の厚生労働省の統計に基づく

メンタルヘルスケアの強化と健康経営「けんこうシャープ23」の推進

労働安全衛生法の改正に伴い、2015年12月から義務化されたストレスチェック制度について、努力義務である50人未満の事業場においても積極的に実施し、従業員のメンタルヘルス疾患の発症予防、早期発見・ケア、再発防止の取り組みを行っています。また、事業場での専門医・産業カウンセラーなどによる面接カウンセリング、外部専門機関によるカウンセリングの体制を整えるなど、包括的な取り組みを進めています。

これに加え、従業員にメンタルヘルスケアに関する知識を深めるなど、対処方法を習得してもらうよう、各種研修・啓発活動も行っています。

従業員のメンタルヘルス疾患の発症予防、早期発見・ケア、再発防止の取り組み

さらに、シャープの経営理念の一節にある「会社の発展と一人一人の幸せとの一致」の実現を目指し、シャープの健康経営「けんこうシャープ23」を推進し、2023年3月末までの健康づくり目標の達成に向けた積極的な活動を展開しています。

の目標値(2023年3月末)

  1. BMI25以上の従業員20%以下(肥満者の割合を4人に1人から5人に1人へ)
  2. 喫煙者率12%以下
  3. 運動習慣定着率35.6%以上
  4. メンタルヘルス不調・疾患に伴う休職日数2013年度比25%減
  5. 恒常的な長時間労働を行う従業員ゼロ

けんこうシャープ23
イメージキャラクター「ゲットくん」

過重労働による健康障害の防止

シャープでは一人ひとりが能力を最大限に発揮できるよう、全従業員が健康で働ける職場風土作りに取り組んでいます。適正な時間外労働管理の徹底はもちろんのこと、時間外労働時間の上限基準の設定や長時間労働者に対する医師による面接指導基準を法定より厳格に設定するなど、長時間労働の削減と過重労働による健康障害の防止に努めています。

<時間外労働時間の上限基準>

時間外労働時間の上限を「単月」「6か月平均」「年間」ごとに、一般社員・管理職共に設定しています。また、毎月、時間外労働実績を確認し、長時間労働実施者には個別指導を行うなど、長時間労働の撲滅に取り組んでいます。

<長時間労働者への医師による面接指導基準>

法定より厳格な長時間労働者への医師による面接指導基準「月80時間を超えた場合に全員実施」を設定し、結果によっては就業制限をするなど、過重労働による健康障害の防止に努めています。