シャープは、もうひとつの事業ビジョンとして、「オンリーワン液晶ディスプレイでユビキタス社会に貢献する」を掲げ、事業活動を通じて、世界の人々の暮らしと文化の向上に貢献します。
通信インフラやネットワーク技術の飛躍的な進歩は、テレビやインターネットを介して、世界中の情報へのアクセスを可能にし、ボーダーレスな情報化社会の到来をもたらしました。 人が五感を通して得る情報の85%以上は視覚から映像や画像としてインプットされるといわれています。高度情報化社会においては、ディスプレイこそがその中心であり、あらゆる「情報の窓」として、私たちの生活や文化の向上に貢献。現在では、私たちの豊かな生活に欠かせないものとなっています。 今から80年前、ラジオが普及し始めたばかりの1931年に、シャープはいち早くテレビの研究に着手しました。1951年には国産第1号のテレビの試作に成功し、放送開始を前にした1953年1月に他社に先駆けて量産をスタートして、テレビ時代の幕を開きました。 一方、1973年、世界で初めて液晶ディスプレイをポケット電卓に搭載してからは、ひたすら液晶の進化を追求し続け、ブラウン管が全盛だった1998年、「2005年までに、国内で販売するすべてのテレビをブラウン管から液晶に変える」と宣言しました。 その後、2001年に、21世紀の到来とともに液晶テレビAQUOSが誕生し、この10年間、AQUOSを通じて、また、液晶ディスプレイのさらなる高精細化、大画面化などのイノベーションを通じて、シャープは、お客さまへの新しい映像体験やライフ・スタイルを提供してきました。  そもそもAQUOSという名前は、AQUA と“QUALITY”を組み合わせた造語です。AQUOSは当初から「水の惑星・地球にふさわしい性能と品質を兼ね備えた、環境にもやさしい、21世紀のテレビ」をめざし、広く大勢のお客さまにご使用いただくことにより、ご家庭での地球環境負荷の低減という役割も担ってきました。 シャープが、液晶ディスプレイのモノづくりを通じて、果たしてきた役割はそれだけではありません。お取引先さまをはじめ、あらゆるステークホルダーとともに液晶が一大産業となるまで業界を牽引してきたことは、産業界にも大きな貢献を果たしてきたといえます。
ユビキタス社会とは、誰もが、いつでも、どこでも、ネットワークでつながることにより、さまざまなサービスが提供され、世界中の人々の生活をより豊かにする社会のことです。 シャープは、これまで培ってきたオンリーワン液晶ディスプレイにより、ユビキタス社会を実現し、さまざまな社会的な問題の解決をめざすことを事業ビジョンのひとつに掲げています。 例えば、児童の学力低下が近年問題となっている教育現場に向けた効率的な教育サービスの提供や、少子高齢化社会の加速/医師不足といった問題に対する、遠隔治療をはじめとしたヘルスケアサービスの提供を考えています。さらには、環境や省エネ意識が高まる中、ご家庭の消費電力量や、太陽光発電等の創エネ機器による発電量の把握といったニーズに応える、ホームコントロールサービスへの展開など、トータルな“ライフサポートサービス”を、「いつでも、どこでも、誰でも」ご利用いただけるようにすることで、広く社会に貢献しようとするものです。  シャープは、これからも、液晶ディスプレイによる映像技術や省エネ技術のさらなるブレークスルーを通じ、デジタルサイネージ、モバイル/タブレット端末、電子黒板システムなど、テレビを超えた液晶ディスプレイの用途を拡げることで、これまで世の中になかった新しい価値を創造し、世界中の人々の暮らしと文化の向上のために、その使命を果たしていきます。
インド共和国では、急速な経済発展に伴い、高等教育への需要が急激に増大していますが、それに応える学校や教師の不足が大きな課題となっています。それを解決するために今、同国における教育の電子システム化と遠隔授業の実現が求められています。 シャープは2011年3月に、インド工科大学ハイデラバード校で、日本の総務省が実施する「ICT先進事業国際展開プロジェクト(ユビキタス・アライアンス・プロジェクト)」の実証実験に参加しました。 具体的には、電子教科書を使うことで、無線通信(WiFi)で遠隔授業サーバーと接続し、授業で使用する教科書コンテンツや指導カリキュラムのダウンロードを行います。また、授業中に使用している電子黒板の内容も表示することで、教師がいない教室からでも、マイクとスピーカーにより、双方向の授業が行えます。 本システムにより、教師の不足で授業を受けることができなかった学生たちも、高度な授業を受けられるようになることをめざしています。
シャープが世界で初めて、液晶ディスプレイを表示装置に使ったポケット電卓を発売したのは、今から38年前のことです。以来、カラー化、広視野角化、高速応答化、大型化といった困難な課題を次々に解決しながら、液晶表示のあらたな可能性を切り拓いてきました。 そして今、これまでの技術のイノベーションの積み重ねにより、液晶ディスプレイの活躍の場はますます拡がろうとしています。 壁一面を覆いつくす夢のような超大型ディスプレイから、スマートフォンやタブレット端末などの中小型ディスプレイに至るまで、液晶ディスプレイの用途の拡がりと、クラウドを通じてそこに映し出されるさまざまな情報コンテンツやサービスの充実は、世界の人々の生活のクオリティをこれまで以上に高めていくことでしょう。 今後も、シャープらしい新たな価値のご提案を通じて、事業ビジョンの実現をめざし、社会へ貢献してまいります。
省エネ・創エネ機器を核とした環境・健康事業で世界に貢献する
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