環境方針「環境共有価値の拡大」
新環境方針「環境共有価値(Green Shared Value)の拡大」をめざして
シャープは社会から求められ、必要とされる企業を目指し、事業成長と環境保全の両立を進めて来ました。特に、環境保全を進める上では、社会ニーズである低炭素、資源循環、自然共生への貢献を基軸に置いた取り組みがますます重要になっています。
このような社会的潮流から、これら社会ニーズの充足とシャープの事業成長を密接に関連付け、一致を図り、共有することにより生み出される価値を「環境共有価値 (GSV:Green Shared Value)」と定義付け、2013年度にこの「環境共有価値の拡大」を新たな環境方針と定めました。
「エコ・ポジティブ」から「環境共有価値(GSV)」へ
これまでシャープは、企業ビジョン「エコ・ポジティブ カンパニー」のもと、省エネ・創エネ製品による温暖化ガス削減貢献量(ポジティブ・インパクト)が、事業活動(製品製造)に伴う排出量(ネガティブ・インパクト)を上回ることを目標に取り組み、2011年度には、ポジティブ・インパクトをネガティブ・インパクトの3.1倍まで高めました。
一方、温暖化ガス排出源を巡る新たな国際潮流として、製品製造に伴う排出量に加え、素材調達から製品使用など、サプライチェーン全体に関わる排出量まで含めた算定を規定した国際基準「Scope3」に基づいた排出量の開示が、社会から求められています。
そこで、次の方針として、この社会ニーズを踏まえ、ネガティブ・インパクトの対象範囲を従来の「シャープの製品製造」に加えて、当社に関連する「サプライチェーン全体」へと拡大することで、素材調達から製品製造、輸送、製品使用、廃棄・リサイクルに至る、全範囲へと拡げました。
新環境方針「GSVの拡大」の概念図

2020年に向けたGSVシナリオ
GSVシナリオの推進
ネガティブ・インパクトの対象範囲を拡大したことで、工場の省エネによる製品製造時の温暖化ガス排出削減だけでなく、製品の小型軽量化による素材調達時の排出削減、積載効率向上やモーダルシフトによる輸送時の排出削減、製品の省エネ性能向上による製品使用時の排出削減など、温暖化ガスを排出する、全ての領域で、排出削減に向けた努力のベクトルを合わせていきます。
一方、ポジティブ・インパクトについては、省エネ製品の創出と拡販、ソーラー事業の拡大により、事業の成長と温暖化ガス削減貢献量拡大を両立することで環境共有価値を高めていきます。

2020年に向けた挑戦
GSVシナリオの推進により、従来より排出源の範囲を拡大した排出量に対して、常に削減貢献量が上回ることを目指します。
具体的には、京都議定書第二約束期間終了年である2020年に、削減貢献量を排出量の1.5倍へと拡大することをGSVシナリオの目標値として掲げ、この達成に向けて全事業活動で環境配慮性を高めていきます。












