トップメッセージ
経営理念・経営信条の精神に立ち返ります
当社の業績は、誠に遺憾ながら2期連続で多額の赤字を計上しました。お客さま、お取引先さま、株主さまをはじめ、ステークホルダーの皆さまに大変ご心配をおかけしています。現在直面している経営危機から脱するために、経営理念および経営信条に記された創業以来の不変の精神に立ち返り、あらゆる改革に全力をあげるとともに、5月に発表した「中期経営計画」に基づき、シャープの「再生と成長」に取り組んでまいります。
「社会の人々から必要とされる会社」をめざします
昨今の複雑な経営環境のなかで、経営を再生し、信頼回復に向けた舵取りを行うためには、簡潔かつ明確な判断基準を持つことが大切です。
これからのシャープは「社会の人々から必要とされる会社」を改めてめざします。そのために、「会社のために何をすべきか」ではなく、「人として何が正しいか」「社会のために何をすべきか」という視点が重要と考え、経営および事業推進における判断基準といたします。
世界中の人々に新しい価値と喜びを提供し続けます
シャープには、液晶、太陽電池、プラズマクラスターイオン、通信機器、ドキュメント等の事業で培われた多くの独自技術や経験豊富な人材などの資産があります。これら強みとなる資産をてこに、徹底した顧客志向の取り組みにより、既存事業を拡大させていきます。さらに、社会的課題の解決を重要な視点とし、「ヘルスケア・医療」「ロボティクス・エンジニアリング」「スマートホーム/モビリティ/オフィス」「食/水/空気の安心安全」「教育」の5つの新たな事業領域を拡大していきます。
創業の原点に戻れば、当社の強みは「徹底したお客さま視点」と「強い技術力」にあります。「顧客起点で技術を磨く」ことにこだわり、お客さま、お取引先さまに、新しい価値と喜びを提供いたします。
事業活動全体で社会的責任を果たします
グローバルに事業を展開するなかで、2009年に参加した国連グローバル・コンパクトに定める「人権」「労働基準」「環境」「腐敗防止」に関する10原則を今後も支持し、各国・地域の法令・国際的社会規範を遵守した行動はもちろん、紛争鉱物問題や人権尊重などの世界的な課題への対応も進めてまいります。
環境面では、低炭素、資源循環、自然共生への貢献が、企業に対する社会的なニーズとして高まっています。当社は、これらニーズの充足と事業の一致によって創出する価値を「環境共有価値」と定義し、この価値の最大化を柱とする新たな環境方針を定めました。この方針の下、シャープグループによる製品製造だけでなく、輸送、ユーザーによる製品使用、廃棄・リサイクルなどを含めたサプライチェーン全体での環境配慮性をより一層高めるとともに、社会ニーズに応えるモノづくりを進めてまいります。
これらのプロセスを踏まえ、「中期経営計画」の着実な実践を通じて社会的責任を果たし、社会と当社双方の持続可能な発展をめざしたいと考えます。
今後も企業活動に関する情報開示に努め、ステークホルダーの皆さまからの貴重なご意見を経営に反映してまいります。












