シャープ行動規範Ⅴ. 健全な経済活動の実践

1. 公正な自由競争を維持し、良質・適正な価格の商品・サービスをお客様に提供するために

  • 1) 競争者間での価格に関する協議・制限、市場分割、生産制限等のカルテル行為や入札談合行為には一切関わりません。また、それらの行為について十分に理解し、関与未然防止のための注意を最大限に払い、またそのための行動を確実に実践します。
  • 2) 再販売価格の拘束、抱合せ販売その他の取引先の事業活動に対する不当な拘束や制限となる行為を行いません。
  • 3) 優越的な立場を利用した、取引条件の一方的な変更や購入強制等となる行為を行いません。
  • 4) 広告等においては、事実や客観的根拠に基づき、お客様にとって分かりやすい表示を行い、虚偽・誇大な広告となる行為を行いません。また、過大景品付販売や欺瞞的な販売方法を用いません。
  • 5) 社会的差別につながるもの、個人の尊厳を損なうものや政治、宗教に関するものは広告表現の対象としません。
  • 6) その他、競争法や表示に関する法令等に違反する行為を行いません。

2. 不正競争行為を行わないために

  • 1) 第三者の企業秘密を、不正な手段により取得しません。また、第三者によって不正な手段で取得された、または正当な手段で取得されたものの当社へ不正に開示されたことを知りながら、取得・使用・開示しません。
  • 2) 競争相手の営業上の信用を害する虚偽の情報を流布しません。
  • 3) 会社の商品等の表示に第三者の商品等の表示と同一または類似のものを使用しません。また、第三者の商品の形態を模倣する行為を行いません。

3. 知的財産権を尊重するために

  • 1) 企業が自ら多大な投資を行って得る特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権等の知的財産権およびノウハウは企業の重要な財産であるとの認識のもとに、積極的に知的財産の創出に努め、活用を図ります。
  • 2) 業務上知的財産を創出した場合には、社内ルールに従い遅滞なく会社に届け出るとともに、管理・保全を図り、権利化を図るべき知的財産については会社の特許出願等に協力します。
  • 3) 新規技術の研究、商品の開発、生産および販売にあたっては、第三者の知的財産権を尊重し、故意に侵害しません。また、第三者の侵害に対しては適切な処置を講じます。

4. 輸出入管理を徹底するために

  • 1) 安全保障輸出管理を徹底するため、シャープグループ各社からのすべての貨物の輸出および技術の提供に関わる場合は、関係各国および各地域で定める国際的な平和と安全の維持に関する輸出管理関連法令の規制が適用されているか否か、さらに、用途、需要者および取引の態様から兵器開発等の用途に用いられる恐れがあるか否かについて漏れなく慎重な確認を行います。
  • 2) 輸出入する貨物・技術については、法令および社内ルールに従って必要な輸出入手続きを行います。

5. 公正で適正な購買活動を実践するために

  • 1) お取引先の選定にあたっては、経済合理性および対象企業の法令遵守・企業倫理・環境への配慮をはじめとする企業の社会的責任に対する姿勢を勘案し、公正で透明な評価を行うとともに、グローバルに事業を展開している企業として、国内外の差別をせず広く世界に門戸を開きます。
  • 2) 各国および各地域の購買取引に関連する法令を遵守することはもちろん、購買取引を通じた直接・間接的な人権侵害や環境破壊等への加担の回避に努めるとともに、企業倫理上問題となる行為を行いません。

6. インサイダー取引を行わないために

  • 1) シャープグループ各社またはお取引先の株価に重大な影響を与えるような情報に接しやすい立場を利用して知り得た、あるいは業務の過程やその結果として知り得た、いわゆるインサイダー情報を利用して、情報の公表前に株式等の売買および売買の推奨を行いません。
  • 2) 上記のようなインサイダー情報を、顧客、家族、知人等社外の者はもとより、業務上関係していないシャープグループ各社の役員・従業員に提供しません。

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