製品情報シャープについてサポート・お問い合わせ法人のお客様へ
シャープについて
メニュー:会社情報メニュー:投資家情報メニュー:社会環境活動メニュー:採用情報メニュー:ニュースリリース
英語版はこちら

ニュースリリースの検索はこちら (新しいウィンドウが開きます)
ニュースリリース 2007年11月29日

薄膜太陽電池の年間生産能力を増

 シャープは、葛城工場(奈良県)での薄膜太陽電池の生産能力を、現在の年間15MW(メガワット)から、2008年10月には160MW(16万kW)体制にまで増強してまいります。

 薄膜太陽電池は、ガラス基板の上にシリコンを薄く堆積させた構造で、結晶系太陽電池に比べて、シリコン使用量が約100分の1と少量で原材料が大幅に削減でき、生産工程も短く量産効果によりコストダウンが図れます。さらに温度特性に優れているため、高温地域での発電量が結晶系に比べて多いのが特長です。

 薄膜太陽電池は結晶系太陽電池とは違った新たな用途として、カーテンウォールなど採光できる“シースルー型”や、LEDを内蔵し昼に発電して夜は点灯する“光る太陽電池 ルミウォール”といったデザイン性に優れた建材としても採用されつつあり、今後は住宅やビルの窓・壁面などに新しいアプリケーションの拡がりが期待できます。
   また、ドイツで始まった電力買取制度がスペイン・イタリアなど周辺国に波及しており、薄膜太陽電池は需要拡大を続ける欧州地域で、温度特性に優れていることから特にニーズが高まっています。

 当社は、2005年9月から2層構造(アモルファスシリコンと微結晶シリコン)のタンデム型薄膜太陽電池の量産を開始しました。さらに、アモルファスシリコン(2層)と微結晶シリコン(1層)の3層構造にすることにより、業界トップレベル約10%のモジュール変換効率を実現したトリプル型薄膜太陽電池を生産してまいります。

 当社は、薄膜太陽電池新工場(大阪府堺市)の展開に先駆け、葛城工場での薄膜太陽電池の生産体制を拡充するとともに、結晶系太陽電池においてもさらなる生産革新を進め、リーディングメーカーとして急拡大する世界の太陽電池需要に対応してまいります。

時期 : 2008年10月

投資額 : 約220億円

年間生産能力 : 160MW

生産場所 : 奈良県 葛城工場

(注)ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。

このページのトップへ
ホーム > シャープについて > ニュースリリース> 薄膜太陽電池の年間生産能力を増強