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ニュースリリース 2009年7月27日

大阪市立大学大学院 医学研究科 分子病態学教室との共同研究

「高濃度プラズマクラスターイオン※1」が浮遊ダニアレルゲン※2による
アレルギー反応を抑制する効果を生体レベルで実証

シャープは、大阪市立大学大学院 医学研究科 分子病態学教室と共同で、高濃度プラズマクラスターイオンが、浮遊ダニアレルゲン(ダニの死骸や糞を含んだ粉塵)によるアレルギー反応(アレルゲンとIgE抗体※3との結合)を生体レベルで飛躍的に抑制する効果があることを実証しました。

今回、ダニアレルゲンを浮遊させた容積1m3の空間に約5万個/cm3のプラズマクラスターイオンを15分間発生させ、回収したダニアレルゲンと、ダニアレルギー症状のマウスの血清から取り出したIgE抗体とのアレルギー反応を測定。イオンなしで浮遊させたダニアレルゲンに比べ、アレルギー反応が約97%抑制されることが実証されました。イオン濃度が約2万5千個/cm3の場合はアレルギー反応が約84%抑制されており、プラズマクラスターイオンの高濃度化により、アレルギー反応抑制効果が高まることが実証されました。 
 このことからプラズマクラスターイオンの高濃度化によって、アレルギー症状を緩和する働きが高まることが期待できます。

なお、今回の実証内容については、10月29日から開催される「日本アレルギー学会第59回秋季学術大会」において大阪市立大学大学院と共同で発表します。

当社は2000年から、世界の学術研究機関と連携してプラズマクラスターイオンが空気中に浮遊するMRSA※4など28種類の有害微生物を分解・除去する効果があることを実証してきました。またプラズマクラスターイオンの人への安全性も確認しております※5

当社は、プラズマクラスターイオン技術をさらに進化させることにより、社会への貢献を図ってまいります。

<大阪市立大学大学院 医学研究科 井上正康教授のコメント>

 現在、国民の3人に1人が、各種アレルギー症状を持っていることが報告されています(厚生労働省調べ)。
 今回の研究により、アレルギー症状を緩和する方法としてプラズマクラスター技術が期待できることがわかりました。
 一般的なアレルギー回避対策としては「こまめな掃除や換気」、医療分野では「薬の処方(抗ヒスタミン剤・ステロイド剤)」や「高性能マスクの着用」などが挙げられます。プラズマクラスターイオンはこれらと並び、アレルギー対策に貢献できる新たな技術として期待できます。

1  プラズマクラスターイオンおよびPlasmaclusterはシャープ株式会社の商標です。

2  ダニの死骸や糞に含まれているアレルギー反応を引き起こす原因物質。

3  アレルゲンと特異的に結合するタンパク質。

4  メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。病院などで体力の低下した人に感染し、抗生物質が効きにくいことが問題となっている。

5  三菱化学メディエンス(株)にて試験(吸入毒性試験、眼および皮膚刺激性・腐食性試験)

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(注)ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。

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