プラズマクラスター搭載商品の世界累計販売3,000万台を達成

　シャープ独自の空気浄化技術「プラズマクラスター」を搭載した自社商品および異業種企業商品の世界累計販売台数が、2000年9月に初めて空気清浄機へ搭載して以来、2010年12月末までの約10年間で3,000万台を達成しました。最初の1,000万台達成には約5年を要しましたが、2,000万台は約3年、そして3,000万台は約2年で達成することができており、プラズマクラスター技術の普及スピードが一段と加速しています。

　「プラズマクラスター」は、これまでに空気清浄機やエアコン、冷蔵庫、複合機など11品目の自社商品に搭載してきました。また、異業種では自動車や鉄道、エレベーターなどに加え、昨年には工場やアミューズメント施設にも採用いただくなど、「プラズマクラスター」が益々広がっています。さらに、直近では2011年秋ごろに運行予定の南海電気鉄道株式会社 新型特急「サザン」12000系への搭載が新たに決定し、採用企業数が27社にまで拡大しました。

　一方、海外では、この2年でプラズマクラスター搭載商品を販売している国が倍増し、現在では約100カ国にのぼるとともに、有名ホテルなどでの採用も進んでいます。また、先進国だけでなくASEANを中心とした新興国市場においても普及を促進するために、プラズマクラスターを搭載したローカルフィット商品の展開を強化してまいります。1月下旬に、インドネシアで拡大するバイク需要に着目し、ヘルメットの脱臭を目的としたプラズマクラスターイオン発生機を発売します。

　プラズマクラスター技術については、業界に先駆けて、その効果を世界の学術研究機関と共同で実証するアカデミックマーケティングを進めてきました。これまでの約10年間でウイルス・菌など29種類の有害物質に対する効果を実証してきましたが、新たに美肌効果やペット臭へと効果の幅を広げることで、高い評価をいただいています。

　当社は、引き続きグローバル市場を見据え、新たなプラズマクラスター搭載商品を次々と提供することで、健康的な環境づくりで社会に貢献してまいります。