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社員紹介

廣瀬(ひろせ) (けん)

半導体レーザーを探求し、
極めることで、
競合他社にも負けず世界中で
利用される高性能な
半導体レーザーを創る。

  • シャープ福山レーザー株式会社
  • 技術系 [デバイス技術]
  • 2023年入社
  • 工学研究科 電気電子工学専攻 了

仕事内容

評価作業中

シャープ福山レーザー株式会社のレーザー事業部は半導体レーザーの開発・製造・販売しています。その中で、私の所属する部門の役割は、新しい半導体レーザー製品の開発が主要な業務であり、様々な波長・出力のレーザーの開発プロジェクトを進めています。私は、半導体レーザーのデバイス開発プロジェクトに従事しています。シャープの半導体レーザーは波長のラインナップが近紫外から近赤外まであり、出力のラインナップも低出力から高出力まであります。近紫外から近赤外まで開発・製造できるのは、世界でも数社しかなく、様々なお客様から選んでいただける半導体レーザーメーカーです。日々、顧客要望に基づいた新規機種の開発や性能・特性の改善を行っており、その中で、新規開発や特性を改善されたレーザーチップをレーザーデバイスにし、顧客に提供しています。私のグループでは、新しくデバイス化するレーザーの特性を測定したり、レーザーの信頼性を評価したりすることや、量産化する際の各工程の条件決定、レーザーサンプルの出荷やレーザー特性の提出等を行っています。

やりがい

まだまだ独り立ちしていくのはこれからのため、以下は、先輩社員の姿をみて感じる内容です。

シャープのレーザーのラインナップは仕事内容に記載しています通り近紫外~近赤外まであります。RGBの三原色を持っていることでシャープのレーザーはRGB合わせてディスプレイなどで応用されているのではないかと思われるかと思いますが、実はそれだけではありません。各色単体でも応用されています。例えば、近紫外~青のレーザーは加工用、緑のレーザーはレベラーという建築の際に使用される機器、赤~近赤外はセンサーやステージライト等で応用されています。そのためシャープのレーザーはそれぞれの波長のトップレーザーメーカーとの競争にも負けることなく採用されています。各波長の競合メーカーを押しのけてシャープのレーザーが採用された時はやりがいを感じるのではないかと考えています。また、レーザーデバイスで使用するレーザーチップも日々、新しいチップや性能を改善したチップが開発されており、競合メーカーの性能より優れたチップが開発・量産化できた時もやりがいを感じられるのはないかと考えています。

入社してからの経験

配属先では、職場コーチや同じグループの先輩社員から開発中のデバイスや評価試験について教えてもらいながら、開発中のデバイスを評価することや依頼されたサンプルの提供準備をすることが主な業務です。大学院での研究ではデバイスのことまで触れていませんでしたし、製品の開発は当然初めてのため、ゼロから勉強することが多いですが、新しい知識や視点を得ることができ面白く、楽しみながら日々業務を行っています。また私の業務範囲はデバイスの開発ですが、デバイスに使用するレーザーチップの製造工程を理解するとより良いデバイス開発に活かすことができるのではないかと考え、上司に相談しレーザーチップの製造工程を見学させてもらいました。今後担当機種を持った時にこの経験を活かしたいと考えています。

他にも入社してからまだ一年経過していませんが、2023年11月に行われたSHARP単独の展示会であるTech-dayでは新入社員ながら説明員として参加し、3日間合計で100人以上の方に説明対応をしました。全日立ちっぱなしで大変でしたが、想定していた以上に多くの方に来場していただき、また興味を持っていただくことができて嬉しく思いますし、良い思い出となっています。

One day time-line (ある1日のスケジュール)

8:30 出社 朝礼とメールに目を通す。
8:45 グループミーティングでその日の予定、サンプル対応などの確認。
9:30 先輩社員と相談してフォロー事項の業務や提供サンプルの準備等。
11:45 お昼休憩1h。
13:00 所属グループメンバー全員で事業部長に開発状況などの進捗報告、意見を貰う。
14:00 フォロー事項の続きや提供サンプルの準備の続き等。
16:00 測定した内容等をまとめて先輩社員に報告。
17:15 帰宅 (急ぎの業務があれば最大2時間程度残業)。
  • SHARP Tech-Dayで説明員

入社動機

半導体レーザーを極める

私は大学と大学院で量子ドットの研究を行っていました。研究に取り組む中で、より半導体レーザーを極めたいと考え、半導体レーザーメーカーを中心に半導体業界の企業に就職活動をしました。正直なことを書くと、9割以上最終選考まで進んで落ちていました。国内の半導体レーザーメーカーもほとんど受けましたが、同じように最終選考で落ちていました。その中で、シャープも半導体レーザー事業を持っていることを知り、最後にダメ元で選考を受けたところ縁あって採用していただきました。因みに内定をいただいたのは9月です。実際に私が就職活動をしていた時は、シャープのレーザー事業がどの程度力を入れているのかやシャープのレーザーがどういった用途で応用されているのか分からない状態でしたが、実際に入社してみると近紫外~近赤外までのどの領域にも力を入れていて、競合メーカーの性能を超えようと日々挑戦していたり、様々なユーザーに採用・注目されていたりとレーザー事業にも力が入っていて、広く応用されていると実感しました。そのようなところから、シャープでなら半導体レーザーを極めていけると感じています。

オフタイム

フットサルを通じて地域交流

福山の事業所には、福利厚生施設としてスポーツセンターがあり、そこで毎週金曜日の定時後にフットサルをしています。中学高校とサッカー部だったため、ボールを追いかけるのは楽しく、毎週楽しみにしています。また、毎回くたくたになるまでフットサルを行っているため、日ごろの運動不足解消にも役立っています。フットサルにはシャープ社員だけでなく、近辺の方も参加しているため、フットサルを通じて社外の方とも交流しています。

フットサルの他には、同じ部署の同期と週に1回ご飯を食べに行ったり、週末に出かけたりして気分転換をしています。また、ゴルフが好きな同期と打ちっぱなしへ行ったり、少し離れたところにある商業施設等へ出かけたりしています。一度、土日を使って一泊二日の京都旅行へ行ったこともあります。学生時代と比べるとお金に余裕をもって休日を楽しんでいます。

フットサル 京都旅行でび風景

学生の皆さんへメッセージ

結果よりも過程を大切にして

先ず、学生の皆さんは学問を頑張っていただいたら良いと思います。ただ、どのような成果を残したのかは気にしなくても良いと思います。実際私は研究で大した成果は残してないです。成果だけで言えば多分研究室ワーストだと思います。重要なのは、どのように取り組んだのか、学んでいることを通して何を学んだのか、だと思います。何もしなくても成果が出たことはないと思います。何かしら壁にぶち当たって、それに対して何か考え、行動に移し、その結果を得ていると思います。良い結果や悪い結果があると思いますが、その一連の取り組みを通して何か感じたことや反省などがあると思います。それらが業務を行っていく中で課題が出た時に解決するための力になると考えています。

もう1つ、色々なことに興味を持って良く考えることを意識すると良いと思います。日々の出来事やニュースなどに関して、自分の好きなことや興味のあることのみに囚われず、色々なことに興味や関心を持って、それに対して1つの考え方のみでなく、多方面からや自分以外の立場から考えるとどうか等、色々な考え方や見かたを身に着けると新しい発見や課題解決をする力になると私は考えています。

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