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シャープ製 太陽電池を搭載した東海大学チームのソーラーカーが「グローバル・グリーン・チャレンジ」に参戦
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10月28日(水) 今日はレース4日目。東海大学のソーラーカーチームが、見事初優勝を果たしました!

ゴール後の東海大学チームと「Tokai Challenger」
この日の天気は、明け方から若干雲が多め。また、海に近い地域を走る事もあって、所々で太陽が雲に隠れる場面も見られましたが、おおむね晴れでした。

チームのメンバーは、今日も朝5時から出走準備作業を行いました。残り540km余り、優勝が期待できる首位からのスタートですが、皆真剣な様子。

今日のレースは、午前8時37分にスタート。まずは佐川耕平さん(大学院工学研究科07年度修了)がハンドルを握り、次のコントロール・ストップとなるポート・オーガスタには10時21分に到着。順調な走行を終えた佐川さんは「学生たちが頑張ってくれたおかげで車両の調子は完璧です。運転を楽しむことができました」と話していました。

ドライバーはここで篠塚建次郎さんに交代し、フィニッシュ地点のアデレード郊外まで最後のセクションに臨みました。このセクションも順調に走行していましたが、フィニッシュまで約220kmの地点で左前輪がパンクするアクシデントが発生。車両を路肩に止めての復旧作業が行われました。

突然のアクシデントではありましたが、学生たちは声をかけ合いながらじん速に作業を行い、8分でタイヤ交換を終了。その他の部分に損傷が無いことを確認して、再度出発しました。そして14時39分。篠塚さんが運転する「Tokai Challenger」はアデレード郊外のフィニッシュ計測地点に到着し、約3000kmにおよぶレースを優勝で飾りました。

この優勝は、日本の大学チームとして初めて。しかもこれまでこの大会を4連覇していたオランダのデルフト工科大学を破っての快挙となりました。レースを終え、学生たちを指導してきた木村英樹教授は「ハード面では、国内外の多くの企業の方々から企業の枠を超えたご協力をいただいたこと、ソフト面では学生たちが集中して取り組み、皆で協力しながら苦しい局面を乗り越えられたことが今回の勝因です。目指してきた山は大きかったけれど、学生たちはチームワークの大切さを、身をもって学んでくれた。この経験を財産として、将来は環境問題やエネルギー問題に立ち向かうエンジニアとして頑張ってもらいたい」と語りました。

チームリーダーの竹内豪さん(工学部電気電子工学科3年次生)は「あこがれていたこのレースで優勝できたことは本当にうれしい。皆がきっちりと自分の役割を自覚し、すべての作業を確実に進められたことが今回の勝利につながったと思います」と述べ、伊藤樹さん(工学部動力機械工学科2年次生)は、「チームとして目標をしっかり持つことの大切さや、決して華やかではない一つ一つの作業をしっかりこなしていくことの大切さなど、多くのことを学びました。世界でトップレベルのチームを間近に見て、技術的にも参考になることが多かった。こうした経験をする機会を与えてくれたすべての人に感謝したい」と話しています。

ポートオーガスタでの「Tokai Challenger」の整備の様子

平原を走行する「Tokai Challenger」
順位:優勝
総走行距離:3,021km

<化合物太陽電池 発電状況>
朝方発電量:2.04kWh
昼間発電量:7.978kWh
夕方発電量:- (ゴール済みのため、数値なし)
ピーク発電量:1.66kW
日射強度、入射角度、日照時間等のデータが無い状態での計測値となります。
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