蚊ってこんな生き物だった?

蚊の種類はどれぐらいいるの?

海外を含めると約3500種類います。日本国内では100種類ぐらい。でも血を吸う蚊はそんなに多くなくて、30種類ぐらいですね。 日本でよく知られているのは夜に刺すアカイエカ、昼に刺すヒトスジシマカ、北海道や東北で多いヤマトヤブカ、ビルの地下などにいるチカイエカ、汚い水たまりで発生するオオクロヤブカなどでしょうか…。 ちなみに夜に耳元でぶ〜んと気になるのは、ほとんどがアカイエカです。

蚊の寿命はどれぐらい?

寿命というよりは活動期間になるのですが、血を吸うアカイエカやヒトスジシマカで4月の下旬から11月下旬ぐらいまで。幼虫を含めると話が複雑になるので成虫に限っての話です。アカイエカは真夏は数がやや少なくなり、ヒトスジシマカは7〜9月が多くなります。 蚊は卵から成虫になるまで20日間ぐらいを要します。成虫で1〜2ヶ月ぐらいの寿命があるんですが、秋の終わりに生まれたアカイエカはそのまま越冬をして、6ヶ月ぐらい生きる場合もあります。洞穴や、排水や川が流れる土管の水に浸からない上半分の壁面で、ジッとして越冬するんですよ。

蚊の活動時期は意外と長期間!

蚊が発生しやすい場所は?家の中にはどうやって入ってくるの?

蚊は薮や湿った日陰が好きでそういった場所には多くいます。幼虫は水の中でしか過ごせないので水たまりがある場所、植木鉢の受け皿や廃タイヤ内、ブロック穴の中などにいます。鉢皿などにたまった水はこまめに捨てましょう。
また、アカイエカは人が発生する二酸化炭素にひかれるので、窓の隙間や換気口などから家に侵入し、網戸の編み目をくぐることもあります。
ヒトスジシマカはアカイエカと違い、帰宅時や洗濯物を取り込んだ時などに人にくっついて家の中に入ってきます。玄関やベランダで待ち伏せしていることもあるんですよ。

蚊に刺されやすい人は、どんな人?

温度と二酸化炭素、水分という3つの要素によってくるので、体温の高い人、活発な人、やや汗かきな人が刺されやすいですね。逆に汗をかきすぎる人は汗で体温が下がるのであまり刺されないです。
その他にも水々しい肌の人、色黒な人、体脂肪の高い人は気をつけてください。血液型はO、B、AB、Aの順に刺されやすいということが実験で分かっています。あとはお酒を飲んだ後も二酸化炭素を吐き出す量が増えるので刺されやすくなります。
服装では、濃い色を好み、明色淡色は好まないので、外出の時は薄い色の服装がいいでしょう。ジーンズなど分厚い生地でも、ぴたっとして生地と肌の距離が近い場合は貫通して刺すことがあります。刺されないためには、薄い色でやや余裕のあるフワッとした服装がおすすめです。

家でもできる蚊の対策は?

一般的には足や首周りが刺されやすいので、夏でも靴下をはいて首周りをかくす服装がいいでしょう。帽子をかぶるのも効果的です。暑いんですけどね・・・。
蚊は軽く風で飛ばされるので、うちわであおぐのも効果があります
その他には、蚊は人についてくるので、玄関の前まで来たら一旦家から離れ、ダッシュで家に入る。こうすると蚊はついて来られません。実行するのが難しいことが少々問題ですが…(笑)
レモンを枕元にという話もありましたが、それでは効果は弱すぎて難しいですね。女性が好むアロマなどもいいですが、香りがなくなると効果は弱まるので、こまめにつけ直す必要があります。

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