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MURAMASA STYLE

開発者インタビュー

PC-MV1

第一回目は、PC-MV-C1W/C1H開発の技術部および企画部隊のリーダーを務めたシャープ株式会社 情報システム事業本部 パソコン事業部 技術部 副参事 木作洋氏とパソコン事業部 商品企画部 主事 大槻隆志氏を招き、PC-MV開発の経緯やこだわったコンセプトについて話を聞きました。
第1回 PC-MV1シリーズの開発経緯とコンセプト
第2回 PC-MV1シリーズを生んだテクノロジーと今後の展開
開発メンバーのご紹介
シャープ株式会社 情報システム事業本部 パソコン事業部 技術部 副参事
木作 洋 氏
“薄さ”と“パフォーマンス”の両立を目指しました。
シャープ株式会社 情報システム事業本部 パソコン事業部 商品企画部 主事
大槻 隆志 氏
MURAMASA MV1シリーズで新しいモバイルライフを体験して下さい。
インタビュー
MURAMASAシリーズ第2弾。”スリム&ハイパフォーマンス”モバイル PC-MV-C1W/C1Hデビュー
- 薄さ・軽さで注目を集めたMURAMASA(PC-MT1)の登場から約9ヶ月、待望のMURAMASAシリーズ第2弾が誕生しましたね。まずはPC-MV1シリーズの商品特長を教えてください。
大槻 まず最も大きなポイントとしては、ブロードバンドをいっそう快適な環境で楽しんでいただく目的で、PC-MV1-C1WにワイヤレスLANを内蔵しました。また、お客様のニーズが高いCD-R/RW&DVD-ROMドライブについては、PC-MV1-C1WおよびC1Hとも標準搭載し、モバイルでDVDソフトを楽しんでいただく環境を整えました。
これら機能を内蔵しながらも、MURAMASA MT1シリーズでご好評いただいた薄型化技術を継承し、25.4mm/1.97kgの薄型・軽量を実現した点もセールスポイントです。スペックについては1GHz CPUを始め、約30GBハードディスク、最大768MBメモリーなど、モバイルで威力を発揮するハイスペックを凝縮し、スリムでかつハイパフォーマンスなモバイルPCが開発できたと自負しております。
- そもそもPC-MV1シリーズはどういった経緯で開発がスタートしたのですか?
大槻 シャープでは現在、モバイルPC分野へのカテゴリシフトを推進しています。これは、広いパソコン市場の中で、当社の強みが生かせる分野で戦っていきたい、という考えに基づくものです。その先兵として開発されたのが、昨年6月にデビューを果たしたMURAMASA(PC-MT1)です。テレビや雑誌等のメディアでも大きく取り上げていただいたので、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。お蔭様で、MURAMASA MT1シリーズは、ユーザーの方々から熱いご支持をいただき、「液晶の美しさと鞄に入れるのが苦にならない薄さ・軽さに感動した!」という声が数多く寄せられました。モバイル市場全体を見ましても、MT1シリーズの登場以降、各社から薄型ノートが相次いで出されるなど、「シャープのMURAMASA MT1シリーズが、世の中にB5薄型ノートの流れを築いた」ということは1つ言えるのではないでしょうか。
このように、MURAMASA MT1シリーズは多くのモバイルユーザーの心を掴むことができました。しかし、一言でモバイルPC市場と言っても、そのニーズは多様化しており、このMT1シリーズだけでは全てのモバイルユーザーを満足させることはできません。例えば、「MT1シリーズほど薄くなくてもいいから、もっとハイパフォーマンスなものが欲しい」とか、「やはり光ドライブは標準にして欲しい」、というお客様もモバイルユーザーの中にはいらっしゃるわけです。そこで、今度はこのようなお客様を対象に商品づくりをしていこうという発想から、PC-MV1シリーズの開発がスタートしました。モビリティーを最大限に追求したMT1シリーズに対し、PC-MV1シリーズはある程度のモビリティーを保ちつつ、MT1では取り込めなかったハイパフォーマンスを実現した、頼りになる“MURAMASAの兄貴分”だとご理解いただけたら嬉しいです。
MURAMASAで少し進んだモバイルを。こたわりを形にしたワイヤレスLAN、コンボドライブ搭載。
- メビウスシリーズ初のワイヤレスLAN内蔵モデルですが、これには何か理由があるのですか?
大槻 ホットスポットに代表される街、会社、そして家と、モバイルの3つの使用場面を考えた時に、ワイヤレスLANというのは大きな切り口になるんじゃないかと考えたからです。「ホットスポット」に関しては最近、ニュースなどで目にする機会も多いかと思うのですが、カフェやファーストフード、ホテルのロビーなど、私たちの身近なところに、ワイヤレスで手軽にブロードバンドが楽しめる場所がどんどん増えてきています。
「会社」については、当社でもオフィスにワイヤレスLANを導入しているのですが、会議にはみなノートPCを持参して、その場で議事録を取りつつインターネットで調べ物をしたり、必要な書類を社内LAN経由で入手したり・・・という使い方を日常的に行っています。そういう中で、これは便利だな、広がっていくなという実感がありまして、PC-MV1シリーズではワイヤレスLAN搭載は必須だろうと考えました。この場合、当然持ち運ぶことが前提になるので、シャープとしての強みも十分生かせるだろうということも合わせて考えました。
- ケーブルがいらないというのは、使う側にとってとても便利です。
大槻 ワイヤレスになることで、「家」でのパソコンの使い方も随分変わってくると思います。たとえノートPCであっても、通信ケーブルがあるとどうしても1箇所に置いたまま動かさなくなりがちですが、ケーブルレスになることで、寝室に持っていってベッドでくつろぎながらブロードバンドを楽しむなど、好きな場所に持っていける自由度が付加されます。
木作 私の家では1人 1台ずつパソコンを持っていて、最初からワイヤレスLANを導入しています。中学生になる息子も、ワイヤレスで常時接続のブロードバンドを当たり前のように使っていて、逆に彼らはケーブルが必要なモバイルの世界を知らないわけです。モバイルでもワイヤレスLANが当たり前、という時代がもうすぐそこまで来ていると実感しています。
- 今回はCD-R/RW&DVD-ROMドライブも標準搭載ですね。これにも何かこだわりがあったのですか?
大槻 それについては、私の個人的なこだわりもかなりあります。というのも、私は6年ほど海外向けの商品企画を担当していたので、海外のモバイル事情を肌で感じる機会が多かったんです。日本では、まだあまり見かけませんが、海外では飛行機などの待ち時間にDVDを楽しむという光景をよく目にします。それは1つには、海外では安くDVDを入手できるという背景があるからなんですが。
今回、PC-MV1シリーズを開発するにあたって、日本のモバイルユーザーにも海外並みにパソコンでDVDを楽しんでほしいという希望がありました。日本でも、DVDの売り上げ枚数がビデオソフト全体の約7割に到達するなど、ちょうど変革期に差しかかっています。2000円台の商品が続々登場するなど低価格化も顕著ですので、今後、駅の売店で雑誌を買う感覚でDVDを購入し、新幹線の中で楽しむといった光景がごく普通に見られる日も近いのでは・・・と期待しています。
MURAMASAでモバイルを心底楽しんでほしい。だからソフトウェア、バッテリーにも妥協はできない。
- PC-MV1-C1W/C1H搭載のソフトで、何か新しいものはありますか?
大槻 今回、PC-MV1シリーズで初搭載した当社開発のオリジナルソフトは2つあります。1つ目は「ブロードバンドチェンジャー」といって、自宅やオフィス、ホットスポットなどの接続場所の利用環境に応じて、ネットワーク設定を簡単に切り替えられるソフトです。例えば、今ワイヤレスLANがつながっている状態だとしたら、この状態で「get」ボタンを押すだけで、今この状態の設定をブロードバンドチェンジャーが覚え込みます。あとはハンバーガーや家のマークなど、かわいいイラストのアイコンを選んで名前をつければ、次回同じ場所で利用する時にはワンクリックで設定の変更が完了します。行く先々での面倒な設定変更等に不安があったお客様に、きっと喜んでいただける新機能だと思います。また、このブロードバンドチェンジャーと、「MebiusPocket」に代表される当社独自の連想検索技術が合わさることにより、情報量がますます膨大になるブロードバンド時代におきましても、色々な場所から、欲しい情報をすぐに取り出すことができ、ブロードバンド時代のモバイルを最大限ご活用いただけます。
もう1つのオリジナルソフトは「Movie Effector」です。これは「WinDVD」というバンドルソフトの中に、シャープが独自に組み込んだ映像補正モジュールなのですが、DVD再生時にシーンに適した画質調整を自動で行う画期的な新機能です。これは口で説明するより一度見ていただく方がわかりやすいと思うのですが・・・
と言いながら、大槻氏はWinDVDを起動、映画がスタート。プロパティの中にある、「Movie Effectorを有効にする」というチェックボックスのオン/オフを切り替える大槻氏(※デフォルトでは「オン」になっています)。すると画面に明らかな変化が・・・。特に人物の顔色など暗くぼけた感じだった画面が、「Movie Effectorを有効にする」を「オン」にするだけで瞬時に明るくなり、画像もくっきり色鮮やかになりました。これには、一同「おぉー!」と歓声。
と、このように従来、液晶画面で見るとどうしても暗かったり見栄えがしなかったものや、また逆にアイドルの音楽ものなど明るすぎるものなど、DVD映像をキレイに映し出す機能を盛り込みました。
木作 これには、当社が誇る画像処理技術が生きているんです。かつて「Mebius Style」というテレビが見られるデスクトップPCのシリーズがあったのですが、その当時開発した輝度と鮮やかさのベストバランスを作り出すテクニックを、今回PC-MV1にも応用することができました。
- その他、こだわった部分はどこですか?
大槻 アドオンバッテリーにもこだわりました。モバイルでDVDを見るとなると、バッテリーライフが非常にシビアな問題になってくるんです。ベイからドライブを取り出してセカンドバッテリーを入れて、長時間化するというのも1つの手法なのですが、モバイルでDVDを楽しむ新たな流れを作りたい私としては、それだけは絶対に避けたかった。で、ドライブを取り出すことなく、アドオンで装着できるバッテリーでいこうと決めたんです。今回、PC-MV1-C1W/C1Hのバッテリーライフは標準で約3.1時間、アドオンバッテリー装着時で最大約6.2時間。DVDですと標準で約2時間、アドオン装着時で約4時間ですから、数字的にはもう少しもたせたかったという気持ちは正直あるのですが、それでも新幹線での移動時に、拡張バッテリーをつければ東京―大阪間でDVDの映画を1本見て、仕事を1時間していただくといった使い方などに十分対応できますので、移動の多いビジネスマンの方にはぜひおすすめしたいですね。
PC-MV1-C1Wにアドオンバッテリー(別売)を装着。
PC-MV1シリーズは、“MURAMASAの兄貴分”の名にふさわしく、スリムなボディーに大槻氏のこだわりを搭載したハイパフォーマンスモバイル、ヒットの予感を感じさせる魅力的なマシンでした。第二回目は、PC-MV1-C1W/C1Hを生んだテクノロジーの秘密と、MURAMASAファミリーの今後の展開について、突っ込んだお話をうかがいます。ご期待ください。
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