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モバイルコンシャスを極める。

今、時代はブロードバンド。
ブロードバンド時代だからこそ可能になる
モバイルの新しい形がその姿を現しつつあります。
このコーナーでは、モバイル活用方法を、
ブロードバンドというスパイスを隠し味に
わかりやすく解説していきます。

第2回 PHS編 第3回 無線LAN編

テレビや新聞でこの言葉を目にしない日はないほど、ブロードバンドは日々進化し、私たちの生活にも密接に関わってきています。モバイルを極める上でもブロードバンドは欠くことのできない重要な要素です。第1回となる今回はブロードバンドって何?という基本から、具体的にブロードバンドを実践できるサイトの例まで、ブロードバンドにまつわる基礎知識を凝縮してお届けします。

(2001年8月現在)
ブロードバンドって何?
インターネットの画面表示の遅さにイライラ、時間のかかるファイルのダウンロードにイライラ・・・。こんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。簡単に言ってしまうとこのイライラを解消してくれるのがブロードバンドです。ブロードバンド(Broadband)とは大容量のデータを送受信することができる広帯域ネットワークのことで、ナローバンドとは桁違いの数百Kbps以上の通信速度が実現。これによりデータ容量の大きな映像や音声も快適に扱えるようになります。
この「高速接続」に加え、サービスの定額制が導入されることにより「常時接続」できる点もブロードバンドの大きなポイントです。接続時間や電話料金を気にする必要がないので、インターネットが一層便利で快適なツールになることは間違いないでしょう。家に帰ってテレビをつける感覚でパソコンのスイッチをON!という光景も当たり前になるかもしれません。
※ナローバンド
56Kbpsモデムや64KbpsのISDNなどのように、数十Kbps程度の通信速度を持つ従来のインターネット接続手段。
ブロードバンドでこんなに変わる!私たちの生活
ページをめくるように、サクサクとインターネット(高速化)
ブロードバンドの最大のメリットは従来を大幅に上回る高速でインターネットにアクセスできること。ホームページの閲覧や画像の多いページの表示もなんのその。まさに“ページをめくる”感覚でサクサクとネットサーフィンが楽しめます。また高速なので、大容量のファイルのダウンロードも思いのままです。ダウンロードしながらメールを送るなど、複数の作業を同時に行う場合もストレス知らず。文字が主体だったホームページは、ブロードバンドの浸透でこれからは動画や音声などを多彩に組み込んだ一層表現力の豊かなものへと進化するでしょう。
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イメージ画像2 映像も音楽も思う存分楽しめる!(コンテンツの充実)
インターネットの高速化に伴い、ブロードバンドでは動画や音声を駆使した従来では不可能だったリッチなコンテンツを楽しむこともできます。
■ビデオオンデマンド
映像がクリアで動きも滑らかになるので、映画やアーティストのミュージッククリップも見ごたえのあるものになります。映画の予告編も情報誌を見る感覚でストリーミング映像で確認。レンタルビデオのオンライン版のようなサービスもすでにスタートしています。
■音楽配信
新譜のCDを試聴したり、音楽データのダウンロード購入も本格化しています。
■ライブ映像
常時接続であることを最大限に利用したリアルタイムの映像を映し出すライブ映像なども名乗りを上げています。
■スキルアップ
教育も実はブロードバンドのキラーコンテンツです。オンライン上の仮想大学や学習塾など、インターネットの双方向性を駆使した本格的なサービスが各種スタートしています。
■ネットゲーム ■ネットカラオケ ■ネットテレビ
■ネットラジオ ■データストレージサービス
動画メールやボイスメールもスムーズに(コミュニケーションの多様化)
ブロードバンド化によりコミュニケーションの形態も大きな変化を遂げます。これまで文字が中心だったコミュニケーションのカタチが動画メールやボイスメール、動画チャットなど映像メインのものへと移行し、よりリアルでライブ感あふれるものへと進化します。ビジネスの場面においてもリアルタイム映像の送受信は本社と支社を結んだテレビ会議や、遠隔地での医療コミュニケーションなどで大幅な時間短縮を実現。ビジネスの効率化に大きく貢献できそうです。
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イメージ画像4 個人放送局を開設して情報発信(メディアのパーソナル化)
ブロードバンド化により、これまで情報の受け手であった個人が情報を発信するメディア側へと回ることもできます。例えばライブカメラを設置したペットの映像をリアルタイムで発信したり、ネット上で自作の音楽のストリーミング放送をしたり、個人のネットテレビ局・ネットラジオ局が比較的容易に開局できます。しかも性能のいいパソコンとデジタルビデオカメラさえあれば、高度な知識や高価な機器がなくても誰でもが個人放送局の運営者になることが可能です。また部屋内にライブカメラを設置して、外出先から部屋の中の様子を確認するといったような使い方もできるようになります。
家のどこにいてもネットに快適接続(ホームネットワーク化)
ホームLANを構築すれば家族全員が家中どこからでも、どんな時間にでも好きなようにブロードバンドインターネットを楽しめるようになります。さらに無線LANを導入すればケーブルの煩わしさからも開放され、台所でインターネットのレシピを見ながら料理をしたり、ベッドで寝る前にメールチェックするなど、一層フレキシブルに家族それぞれが思いのままにブロードバンドインターネットの醍醐味を享受できるようになります。デジタル情報家電構想も実用化に向けて着実に進行しており、家電製品すべてがネットワークにつながる日もそう遠くはありません。
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ブロードバンドリンク集

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