ネイチャーテクノロジー > タテ型洗濯乾燥機
従来のタテ型洗濯乾燥機用パルセータ。パルセータに施された線は、水流に沿うようにして、水の抵抗をなくすようになっている。
イルカの尾びれと表皮しわを応用した、タテ型洗濯乾燥機用パルセータ。パルセータの表面にはイルカの表皮のしわを、そして裏面に、イルカの尾びれを応用した形状を採用している。
2カ所だったイルカの尾びれ形状を4カ所に採用。見た目の“イルカらしさ”はなくなっているが、かき混ぜる力は強まっている。
イルカの尾びれの形状をパルセータに応用し、水流を大幅に強化することに成功。また、右回転と左回転を交互に繰り返す回転の制御を、イルカが尾びれを上下に蹴りだすリズム(ドルフィンキックパターン)に合わせることで、回転だけでなく上下の運動が加わり、もみ洗いの効果を実現した。また、イルカの表皮のしわ模様を模倣して水の摩擦抵抗を減らすことで、水流強化で増大するモータ負荷を中和。この2つの模倣により、洗浄力を強化しながらも消費電力の増加を抑えることができた。
謎の多い高速遊泳は、イルカという生き物の大きな特長の1つですが、イルカにはまだまだすばらしい特長があります。眠り方もその一つ。かつてイルカはずっと泳いでいて眠らないと思われていました。しかし、最近の研究では、右目を閉じている時には左脳を、左目を閉じている時には右脳を休ませて、左右の脳を交互に眠らせることができると言われています。そうすることで、眠りながらもサメなどの敵を警戒することができるそうです。