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4K2K超高精細液晶

映画のデジタル化が進むなか、フィルムに代わるデジタルシネマの標準規格が策定され、映画館におけるデジタル映像の上映環境が整い始めています。
また、薄型テレビにおける大型化の動きも加速する一方であり、フルハイビジョンを超える画質を求める声も日々高まっています。
当社は、液晶が得意とする高精細技術をはじめ、長年培った液晶技術や駆動技術、画像処理技術等、液晶ディスプレイを構成するあらゆる要素技術を結集し、直視型として世界で初めてデジタルシネマ規格対応(4K×2K)の884万画素超高精細液晶ディスプレイを開発しました。
フルハイビジョン液晶パネル(1,920×1,080画素)の4倍を超える884万画素(4,096×2,160画素)の液晶パネルを搭載し、現在のデジタルハイビジョン放送を上回る表示性能を持った次世代ディスプレイです。
高規格放送を受信するテレビや大容量通信、次世代デジタルコンテンツの表示装置など様々な用途が想定され、将来は、家庭の明るいリビングでも、映画館と同じようなクオリティで映像が楽しめることが期待できます。

※デジタルシネマ規格
ハリウッドの映画会社7社が加盟するDCI(Digital Cinema Initiative)という協会が定めたデジタル映画を上映するための規格。

写真: 2006年のCEATEC JAPAN2006で公開された4K2K超高精細液晶
2006年のCEATEC JAPAN2006で公開された4K2K超高精細液晶

デジタルシネマ フルハイビジョン
解像度 4,096×2,160画素 1,920×1,080画素
映像圧縮方式 Motion jpeg2000 MPEG2
オーディオチャンネル数 最大16チャンネル 最大5.1チャンネル