「採用したい建材・設備メーカーランキング2014」太陽光発電関連機器部門で9年連続1位

日経アーキテクチュアと日経ホームビルダーが毎年行っている「採用したい建材・設備メーカーランキング」。その太陽光発電関連設備部門で、今年も1位に選ばれたのはシャープだ。「日経アーキテクチュア」の調査では9年連続で1位に輝いている。シャープの太陽光発電設備が建築のプロから支持される理由は何か。さらに進化する技術、システムの新機軸について、シャープ・エネルギーシステムソリューション事業本部副本部長の稲田周次氏にお話をうかがった。

建築のプロが購読する雑誌「日経アーキテクチュア」では、毎年、建築専門家約7万人を対象に「採用したい建材・設備メーカー」の調査を行っている。住宅の専門家向けの雑誌「日経ホームビルダー」でも、3年前から調査がスタートし、毎年11月に発表される調査結果は、建築や住宅の「プロの評価」として、製品の性能や品質を測る指標にもなっている。

同調査の「太陽光発電関連機器」部門では、シャープは「日経アーキテクチュア」調査で9年連続「採用したいメーカー」1位。「日経ホームビルダー」でも1位を獲得した。「日経ホームビルダー」の集計ベースが「戸建て住宅に関わる専門家」であった2012年と2013年も1位を獲得している。高効率太陽電池モジュール「BLACKSOLAR」、屋根への設置容量を最大化する「ルーフィット設計」、同社がユーザー本位で実現した、発電量、耐久性、施工、サービス、保証の「5つの安心」の取り組みが、プロの高い評価につながっていると言えるだろう。

【調査対象】
「日経アーキテクチュア」読者、「日経ホームビルダー」読者、「ケンプラッツ」会員、「日経BPコンサルティング調査モニター」から、一級建築士や工務店・住宅会社勤務者を中心に3万8082人を無作為抽出。内訳は「日経アーキテクチュア」読者7152人、「日経ホームビルダー」読者5241人、「ケンプラッツ」会員2万5689人
【調査方法】
インターネット調査。調査協力依頼は、本誌読者には郵便または電子メールで、ケンプラッツ会員には電子メールで行い、回答はインターネットで受け付けた
【調査対象分野・対象企業数】
49製品部門(前年の52部門のうち「ビル用照明器具」「戸建て住宅用照明器具」「戸建て住宅用LED照明器具」の3部門を廃止)、延べ799社
【調査期間】
2014年9月8日〜9月30日
【調査項目】
(1)その企業の製品の採用経験
(2)その企業の製品の採用意向
(3)採用したい理由
(4)回答者の属性など
【回答件数】
「日経アーキテクチュア」における集計ベースは「一級建築士」の資格保持者の回答1991人。「日経ホームビルダー」における集計ベースは「工務店」「住宅会社」勤務者の回答830人
【調査協力機関】
日経BPコンサルティング

変換効率19.1%。業界トップクラス※の性能を誇るシャープの「BLACKSOLAR」

※NQ-220AE。住宅用太陽電池モジュールにおいて(2015年4月21日現在)。当社調べ

「シャープでは、住宅の屋根は庭と同じ大切な資産と捉え、太陽電池でその有効活用を提案してきました。しかし、お客様にとって太陽電池導入には、十分な発電量が得られるか、万が一故障した際の対応など、不安があることは否めないでしょう。それらを払拭することが『5つの安心』の基本コンセプトです。この安心をより高いレベルで実現できるよう、シャープではたゆまぬ技術・サービス開発を進めています」(稲田氏)。

競争が激化する太陽光発電市場で、シャープ製品が高い評価を獲得し続ける理由。それは、たゆまぬ技術・サービス開発がもたらす「進化」だ。シャープがユーザーに提供する「5つの安心」の中の、発電量、耐久性、保証の3つの観点から、シャープの太陽光発電の進化を、稲田氏に説明いただこう。

まず「安心の発電量」。これは、高効率太陽電池モジュール「BLACKSOLAR」の性能進化に注目したい。

「『BLACKSOLAR』は今年、変換効率19.1%を達成し、業界トップクラスの性能を実現しました。バックコンタクト構造、配線シート方式など、『BLACKSOLAR』の高効率化技術の実現には、電極形成や接続に、一般的な太陽電池に比べ10倍の精度が求められます。現在、この精度を実験室レベルではなく、独自の加工・接続技術の確立で量産を実現しているのはシャープだけです。堺工場でセルからモジュールまで全自動ラインで一貫生産されています」(稲田氏)。

BLACKSOLAR
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