「太陽光パネル、いつ付くの?」、と特に子どもさん達が楽しみにしていたその日が、ついにやってきました。では、設置工事ではどのようなことが行われるのでしょうか。その様子をご紹介しましょう。
前回の現地調査の結果、リボンさんのお宅では2日にわたって工事が行われることになりました。その初日、屋根の工事を担当する2名の職人さんが訪問。顔合わせの後、先ずは工事完了までのスケジュールを説明してくれました。それによると、1日目は、屋根に太陽光パネルを設置するための架台を取り付けるまで。2日目に太陽光パネルの設置と配線工事が並行して行われるとのこと。
まずは設置工事の流れを見てみましょう。
リボンさん宅の屋根に最も適した工法。架台を据える部分の瓦を、軽くて丈夫なアルミダイキャスト製の支持瓦に交換します。
● 架台配置図に基づいて寸法を採り、取りはずす瓦に墨打ち(印を付ける)
● 瓦をはずし、屋根の垂木に補強板をビス留めする
● 補強板の上に支持瓦を置き、横桟取付金具を取り付けてビスでしっかりと固定
● 固定された支持瓦に横桟を取り付ける。これで架台の完成
● 屋根の上での配線。パワーコンディショナまでのケーブル及びアース線を配線
● 瓦上げ機で太陽光パネルを1枚ずつ上げる
● パネルとパネルの+電極と−電極をつないで、パネルを架台に固定。順次、ケーブルを整線
● 軒先と棟側にカバーを付けて完了!
「屋根の上で何が行われているのか気になりますね」、とリボンさんは、時折、少し遠めから上を眺めてはチェック。「瓦を取りはずすのって難しいんじゃないのかな」。聞けば、今回は瓦職人の資格を持つ職人さんが派遣されているとのこと。できる限り適材適所の派遣が実施されています。「なるほど。安心して任せられますね」。もちろん雨漏り対策の施された材料を使っており、その点も心配はいりません。
「屋根の上の総重量はどれくらいなんだろう。500kgは超えてるでしょうか」。職人さんによると、「総重量と荷重とは違うんですね。この工法では重さが分散され、屋根にほとんど負担がかかりませんよ」、とのことでした。
2日目。配線工事の技術者も2名参加。この日はさまざまな作業が並行してどんどん進んでいきます。その手際のよさに、リボンさんも「さすがにプロ」と感心しきりでした。
室内では、まずカラー電力モニタを付ける場所の確認から。リボンさんは、「家族がいつでもモニタをチェックできるように」とリビングに取り付けることを決めました。太陽光専用ブレーカーは分電盤の隣に。位置が決まると天井裏と床下を調査。ブレーカーまでは天井裏から配線、モニタは、ケーブルを天井裏から床下へ下ろしての配線となりました。どうしてそのような配線がよいのか、ということについても担当者が説明してくれました。
この間、外ではパワーコンディショナの設置が行われます。パワーコンディショナとは、太陽光で発電した電力(直流)を家庭で使える電力(交流)に変えるための機器で、屋根から下ろされた配線を接続していきます。このとき、雨どいに合わせた黒の二重管にケーブルを収納し、といに沿って下ろされますので、外観的に何の違和感もありません。一部、ケーブルの見える箇所については、そのケーブルを一旦室内に戻してパワーコンディショナへつなげました。「見た目にもこんなに配慮してくれるなんて」と感激のリボンさんです。
最後に売買電メーターを入れる化粧ボックスが設置されました。今まで使っていた買電メーターはそのまま使い、売電メーターは後日に電力会社が設置に訪れます。こうして初めて、太陽光発電が我が家で使えるようになるのです。
2日間の工事が完了。何をどう取り付けたかひとつずつ説明の上、最終的な引き渡しとなりました。「やった!というより、何だかしみじみします。あぁ、付いたんだな〜と(笑)。ほっとしたような気持ち」とリボンさん。とそこへ、奥様とお子様達が外出先から帰宅。「付いてる!うれしい」とお子様達。奥様は、「遠めからでもわかりましたが、意外なほど薄くてシャープな印象。屋根としっくり合っていていい感じですね」ととても満足げ。「確かにもっと厚みがあって浮いた感じになるかと思ったよね」。完成してみると、屋根の形状に合わせ三角モジュールを併用したメリットも実感できます。
「友達に自慢できそう」「太陽光の電気を早く使いたい。すぐにでも売電メーター付けに来てほしいな」と期待に胸を膨らませるお子様達に、「節電、節電(笑)」とリボンさんご夫妻です。