冷蔵庫
汚れを浮かせて落とす
イネの葉の凹凸形状で
お手入れが簡単に
テクノロジー
イネの葉の凹凸形状を
ケース底面に採用
お手入れ簡単、野菜室/冷凍室ケース
冷蔵庫の中でも比較的、汚れがたまりやすい野菜室。野菜くずや汁もれ、液だれなど、気がつくと驚くほど汚れている…という経験も少なくないのでは…。そんな野菜室をもっと“気軽にお手入れできるようにしたい!”というユーザーの要望が開発のきっかけ。もっとも汚れがたまる底面に何か工夫ができないものか、と考えた結果、葉の表面についた汚れを自ら自浄しているイネの形状だった。

応用パーツ
ネイチャーテクノロジーの採用で
パーツはここまで変わりました
従来の野菜室の底


従来は、均一な隙間の凹凸形状
イネの葉の凹凸形状応用した野菜室の底


凹凸の隙間が奥から手前に向かって細くなっている
効果
イネの葉の構造を応用し
ふき取るだけで簡単お手入れを実現
稲の葉には並行に伸びた葉脈、“並行脈”がある。イネの並行脈は葉先に向かってゆるやかに狭くなっており、これにより葉についた水滴が転がるように移動して、葉についた汚れと一緒に落ちていく。このイネの葉の形状を野菜室と冷凍室の底面に応用。奥から手前に拭き取ることで底に落ちた野菜くずとビードの触れる面積が変化し、野菜くずを浮かせることができるので、サッと拭き取るだけで簡単にお手入れができるように。
イネの葉の構造

イネの葉を応用した野菜室の底の構造


奥から手前に集めるだけで底についた野菜くずが浮き上がって、お手入れしやすい
お手本にした生物の
ココがすごい!
葉を常に清潔に保つことで
光合成の効率を上げるイネ
イネの葉はいわばお米をつくる工場のような役割を果たしています。お米をたくさん収穫するためには、光合成が盛んに行われる必要があり、葉に光が充分当たるようにすることがとても大切。丸形の葉でなく、細長い葉の形状も、水平ではなくピンと立っていることも全ては日陰をできにくくして、光を効率的に取り入れるため。
毎日おいしいお米がいただけるのも、こうした植物たちの種保存の本能のおかげ。ありがたく大切にいただかなければ…と思いますよね。
実りある収穫のための、
こだわりの葉のカタチ
こだわりの葉のカタチ
