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部首バランスの見直し
【問題点】
日本の活字は中国の活字を基にしている為、例えば「駅」という文字(中国では驛)は、日本で活字を作る際、職人が別々の中国活字で使われている「馬」と「尺」を合字したもので、バランスが悪い。
【LCフォントでは】
部首単独でも部首それぞれの中心・重心がセンターにくるよう字形を設計。
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ふところの開放と均一化
【問題点】
活字のふところは偏が狭く、つくりを広くとる傾向があり、狭い部分が低解像度出力でつぶれやすい。
また、文字自体が暗くなるために文字が小さく見える。
【LCフォントでは】
ふところを広く均一にとることにより、つぶれを防止。
また、明るいため文字が大きく見える。 |
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1文字中のストローク幅統一
【問題点】
1文字中や文字全体でいろいろなストローク幅が存在するため量子化の際にバラツキが発生し、品位が低下する。
【LCフォントでは】
1文字中のストローク幅の種類を最小限にとどめて構成することにより、量子化のバラツキを抑制し、黒味の均一化を可能にした。
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