技術に関するQ&A
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フォトカプラ |
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- Q1. フォトカプラのデータシートに変換効率が載っていない
- 当社フォトカプラでは電流伝達比(CTR:Current Transfer Ratio)で表します。
CTR = IC (出力側光電流) / IF (入力側順電流) × 100 (%) になります。
なお、CTRはIF(入力側順電流)、温度によって変動しますので注意が必要です。
また、特性仕様値はCTRではなく、ICにて規定しております。
- Q2. フォトカプラのベース端子付き機種のベース端子を使用しない場合は どうすれば良いか
- 基本的にはオープンで問題ありませんが、ノイズがのる場合にはベース-エミッタ間に 1MΩの抵抗を挿入されることを推奨致します。
ただ、感度(CTR)が落ちますので、ベース端子をオープンでご使用になる場合はベース端子無しの機種を推奨致します。
- Q3. フォトカプラのデートコードの読み方を知りたい
- Q4. PC904、PC905(電圧検出回路内蔵フォトカプラ)が生産終了となり 代替品も無い。
代替使用出来る方法を知りたい
- PC904の場合PC817XNNSZ0Fなどの汎用フォトカプラ、PC905はPC123XNNSZ0Fなど海外安全規格対応フォトカプラに
各社431シリーズのシャントレギュレータを外付けでご使用頂くことを推奨致します。
- Q5. フォトカプラでVDEオプション付を選んだ場合の品番表記を教えて欲しい
- おおよその体系はありますが、VDEオプションの無いフォトカプラもあり、また、シリーズによって表記が異なります。
品番につきましては事前にご相談窓口(お問合せフォーム)までお問い合わせをお願いします。
- Q6. 防湿梱包ではないフォトカプラの梱包開封後の保管管理レベルを教えて欲しい
- 防湿梱包ではない通常梱包品は、温度5~30℃及び湿度70%RH以下の保管環境であれば基本的に問題ありません。
ただし、長期(1年以上)保管品につきましては、リード端子の変色およびはんだ濡れ性の劣化が考えられますので、ご使用前に はんだの濡れ性など
十分ご確認の上、ご使用をお願いします。
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フォトトライアックカプラ/SSR |
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- Q1. フォトトライアックカプラ/SSRにゼロクロス回路が有る機種と 無い機種があるが違いは何か
- ゼロクロス回路の有無による使い分け(利点)は大きく分けて下記の通りです。
【ゼロクロス回路無し】‥位相制御が可能です。
【ゼロクロス回路有り】‥ノイズを抑えられます。
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フォトインタラプタ |
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- Q1. フォトインタラプタで、プルアップ抵抗が内蔵されている機種と無い機種があるが違いは何か
- プルアップ抵抗が内蔵されている機種はそのままご使用頂けますが、内蔵されていない機種はオープンコレクタ出力ですので、外付けでプルアップ抵抗が必要となります。
- Q2. GP1S194HCZ0Fを「間欠駆動」で使用して良いか
- LED側をパルス発光させる間欠駆動は問題ありません。
ただし、フォトトランジスタの応答時間(tr、tf)に対して、間欠駆動のON時間を十分長くとることを推奨致します。
(応答時間は負荷抵抗にも依存します。)
- Q3. GP1S097HCZ0Fの取り付け穴径がφ1.2(0/-0.1)とマイナス公差だが、M1.2のタップタイトネジ(外径1.17)にて締め付けても大丈夫か?
- ネジが取り付け穴の内面を削らないように、細い径のネジをご使用ください。(仕様で最大φ1.1mm)
また、デバイスにストレスが加わらないように、なべ形状のネジをご使用頂き、さらネジはご使用しないでください。
- Q4. GP2S60の光電流(IC)測定条件項目 IF=4mA、VCE=2Vは固定値という意味か?
このとき、VCCと負荷抵抗RLはどのように設定されているか教えて欲しい
- 光電流(IC)は測定条件項目のIF=4mA、VCE=2Vを固定値としたときの仕様規定です。
この時のVccと負荷抵抗RLは、測定条件項目(VCE=2V)を満たす任意値です。
光電流の特性は、データシート内Fig.4(光電流‐順電流特性)、Fig.5(光電流‐VCE特性)等をご確認ください。
GP2S60データシート
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- Q1. 測距センサのデジタル出力とアナログ出力の違いは何か
- デジタル出力は測距範囲内において、被検知物が設定した距離より近いか遠いかを判別し出力します。
アナログ出力は測距範囲内において、被検知物との距離に応じた電圧をリニア出力します。
- Q2. アナログ出力測距センサの出力が仕様通り出力されない
- 下記の問題が考えられますので、ご確認お願いします。
・電源回路系からのノイズなど
・前面に設置された(可視光)フィルター
・対象物までの間の物体(壁など)からの反射光、測定範囲内の別の発光物
・鏡面反射物の検知
・被検知物がセンサの赤外発光光軸より外れた位置にある場合
- Q3. 測距センサの推奨フィルタは?
- ・光を拡散しない材質
アクリル、もしくはポリカーボネートを推奨します。
ABS材は、内部で迷光が発生する場合があり推奨しません。
- ・光を拡散しない表面仕上げ
両面とも鏡面仕上げとしてください。
表面にシボ加工(梨地仕上げなど)のあるものは、光が拡散して誤検知をしてしまう場合があります。
- ・内蔵赤外LEDの発光波長の領域で高い透過性を持つ材質
また、センサ⇔フィルター間の間隔は1mm以下となるように設置してください。
センサ受光部にフィルターの反射光が入射しないためです。
- Q4. 測距センサで測定距離が550cmを越える(具体的には数十メートル程度)センサは無いか?
- 当社測距センサでは、今後数十メートルの測距範囲を持つような製品については計画はございません。
- Q5. 測距センサから照射される赤外光は人体に影響はないのか?
- EN60825 Eye safe クラス1(本質的に安全なクラス)の規定内の発光パワーと考えます。
- Q6. GP2Y0A02YK0FおよびGP2Y0A21YK0Fで連続的なアナログ出力を取りたい。(微小な間隔が空いている)
- 内部処理ICの仕様上、連続したアナログ値ではなく、約20mVステップの電圧出力となっています。
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- Q1. GP2Y1010AU0F使用時に、ほこりを通過させる穴に有機溶剤のミストを含む空気を通過させることに問題は無いか
- 当社ほこりセンサは空気清浄機、エアコン等の民生機器用途向けに設計しており、有機溶剤のミストを含む空気が通過する環境では、特性が変化する可能性があります。
実機でのご検討・評価をお願いします。
- 特性維持のため、
・洗浄は行なわない
・センサ内部に付着し得る異物(例えば油状のもの)が存在しない環境でのご使用
・万一、ほこりが付着した場合はエアーで取り除く
などにご注意ください。
- GP2Y1010AU0Fデータシート
- Q2. GP2Y1010AU0Fで計測可能な粒子径はどの程度か?