住宅用太陽光発電・蓄電池・V2Hシステム(個人のお客様向け)

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  1. 購入検討時のポイント 販売店選び>商品選び
  2. 施工時のポイント 設計>施工
  3. 運用・保守のポイント 運用>メンテナンス

購入検討時のポイント 設置検討から決定までの流れ

「ソーラーを設置するとき、どんなことに気をつければいいの?」「どこに工事を頼めば安心?」
検討時のよくある疑問に、長くソーラー販売に従事するプロフェッショナルがお答えします。

福田 幸次
PROFILE 高嶋電気工事株式会社 新エネルギー事業部 部長 福田 幸次
近畿地区で5200件あまりの太陽光発電システムの施工実績(2012年5月現在)を持つ嶋電気工事株式会社で、ソーラーの販売を手掛ける。10年以上ソーラーに関わり、導入効果予測〜施工〜アフターフォローまで含めた広い視野で、個々のユーザーに合うプランを提案し続けている。
【URL】 http://taiyouko.jp/

まず知っておきたい基礎知識

  1. POINT 01 ソーラーをめぐる社会環境の変化

    太陽光エネルギーを利用して電気を創り出すソーラーは、ユーザーや社会にさまざまなメリットを提供する設備です。まず、化石燃料の消費を減らしてCO2排出量を削減し、環境に大きく貢献します。創った電気は自宅で使い、余れば電力会社に売電できます。このとき追い風となるのが、平成24年7月からスタートした固定価格買取制度です。一般住宅でソーラー発電した電気を1kWhあたり42円で10年間買い取る制度で、これにより設備投資を回収できる期間が大幅に短縮できるようになりました。
    また、従来のソーラーを導入する際の理由も環境・エコなどの節約の意識から売電・経済性への意識へと移り変わっています。
    さらに、ソーラーは次世代の住宅エネルギーの核となる可能性を秘めています。今後普及が進むであろう電気自動車やHEMSも、ソーラーをうまく活用することで、より効果的な運用や省エネができると考えられています。

  2. POINT 02 パネルの設置場所で気をつけたいことは?

    ソーラーの発電量は搭載容量(パネル数)、その地域の日射量、設置角度などで決まります。日射量は南面がいちばん多く、次いで東面と西面ですので、パネルもその優先順位で屋根に設置するといいでしょう。載せられるパネル数は屋根の面積や形状、材質などにより異なります。パネル重量を気にされる方もいらっしゃると思いますが、屋根全体に分散荷重させれば、さほど重さを気にされる必要はありません。もちろん、屋根が強度不足の場合は補強工事が必要です。また、パネルの角度は30度が理想といわれています。
    周辺環境もぜひチェックしてみてください。冬至を基準に周辺の影の範囲を確認する方法もあります。南側に高層建築物が建つ予定がないか、近隣の開発計画を調べておくこともお勧めします。

    →屋根の角度・方位と発電量について
  3. POINT 03 パネル意外に必要なものは?

    太陽光を電気に変えて自宅で使い、電力会社に売電するためには、パネル以外にパワーコンディショナ、電力モニタ、売電用の電力メーターなどの周辺機器が必要です。
    パワーコンディショナは太陽電池が発電した直流の電気を、家庭で使える交流に変換するもので、意外に大きさがあり、ある程度の熱や音が生じます。
    パワーコンディショナの設置の場所はメーカーによって決められています。
    シャープの場合なら屋外に設置するので、熱や音の心配はありません。できれば北面の外壁が理想ですが、設置するスペースがなければ東面を検討します。

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失敗しない施工業者選び

  1. POINT 04 信頼できる施工業者の見分け方

    既築住宅にソーラーを施工する場合、屋根の構造材に穴を開けて取付金具とパネルを設置します。後戻りのできない工事ですので、住宅の施工経験が豊富な業者を選ばれることをお勧めします。また、パネルと周辺機器のあいだには電気の配線工事が必要です。各機器間の距離が遠すぎると故障につながる可能性がありますし、配線が表に露出すると見た目がよくありません。そのため住宅の施工技術だけでなく、電気工事技術の高い業者が理想です。
    総じて言えるのは、ソーラーの施工実績が多く、ソーラーメーカーが優良業者と認定した施工会社なら間違いがないということ。シャープの場合なら、全国250社あまりの優良業者をサンビスタメンバーとして認定し、高品質のサービスを提供しています。

  2. POINT 05 いざ現地調査、プロはここを見る!

    現地調査では屋根の形状や大きさ、材質・高さ・傾斜角度、前述した影の範囲など、現場に足を運ばないとわからないことを確認します。シャープのフルオートレイアウトシステムという技術を使えば、パネルを載せた外観をすぐに合成画像でお見せすることもできます。
    屋根の劣化はお施主さまご自身も気づいておられないことが多く、長年の雨風や紫外線の影響でコーティングが剥げていたり、補修が必要であるケースが少なくありません。その場合、屋根の補修や再塗装をよく検討したうえで、ソーラーの施工をおこなうべきです。最近増えつつあるパネルによる光害の可能性についても、現地調査で見極める必要があります。

  3. POINT 06 シミュレーションでわが家の未来の光熱費がわかる!

    現地調査後に、図面、見積り書、導入検討シミュレーションを作成します。図面ではパネルの数や設置場所を、見積り書では各種機器の金額や総工費をご確認いただけます。国や自治体の補助金についてもご説明し、面倒な申請を代行させていただいています。
    検討材料として、とても役立つのが導入検討シミュレーションです。年間予想発電量はもちろん、ソーラー導入後の月々の売電代や光熱費を予測し、導入後の収支をグラフで確認することができます。過去1年間の電力使用量がわかれば、より正確なシミュレーションが可能ですので、普段から電気料金の領収書を保管されるといいでしょう。ソーラー導入後は、電力使用量を減らすことが売電を増やすための重要なポイントとなります。

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記事一覧

  1. 購入検討時のポイント 設置検討から決定までの流れ
  2. 施工時のポイント 設計から設置工事までの流れ
  3. 保守・メンテナンスのポイント 運用とアフターサービスについて