お引っ越しなどで、液晶テレビやBD/DVDレコーダーを移動をされるときに、ケーブルの接続や放送の受信などで困らないための「ワンポイント」をご案内します。

(ご注意)

液晶テレビの配線や移動をおこなうときは、テレビ本体を倒してしまったり、液晶画面を破損したりしないように注意しましょう。画面サイズの大きな液晶テレビの場合は、必ず複数人で移動するようにしましょう。

お引っ越し前の準備

接続ケーブルと製品本体の接続端子にラベルを貼り付ける

液晶テレビやレコーダーなどに接続されている各種ケーブルを外す前に、どの端子に何のケーブルが接続されていたのか分かるよう、テープなどを利用したラベルを作成して、接続ケーブルと製品本体の接続端子部に貼り付けておきましょう。

<ラベルの準備のしかた>

「製品の種類」「数字」を組み合わせて、テープに書きましょう。

「製品の種類」
「テレビ」や「レコーダー」など、接続している製品の種類を書きます。

「数字」
接続ケーブルの数に合わせ、1から順番に数字を書いていきます。


【例】ラベルの記入例(テレビの場合): テレビ・1
  • 以降同様に、「テレビ・2」、「テレビ・3」とラベルを作成していきます。
  • 接続ケーブル用と、本体端子用で同じラベルを2つづつ作成します。

■ラベル貼りつけ例(テレビのアンテナ端子)

(ワンポイント)

このとき、デジタルカメラや携帯電話・スマートフォンのカメラで機器の後ろ側の写真も撮っておくと、引っ越し先で写真も見ながら配線を元に戻すことができます。

アンテナケーブルや接続ケーブルを取り外す

アンテナケーブルや接続ケーブルを取り外す前に、液晶テレビやレコーダーの電源を切ります。レコーダーやBD内蔵テレビの場合は、電源を切る前にディスクが中に入っていないか確認しておきましょう。

電源が切れた事を確認したら、それぞれの電源コードをコンセントから抜きます。その後に、アンテナケーブルや各種接続ケーブルを取り外します。

ケーブルを外すときは、コネクターの部分を持ってゆっくり外しましょう。ケーブル部分を無理に引っ張ると、端子部分を破損したり、ケーブルが断線してしまう場合があります。

本体や付属品を梱包する

運搬の際に傷などがつかないよう、本体はご購入されたときの箱に入れましょう。接続ケーブルも、それぞれのケーブルが混ざらないように、結束バンドや輪ゴムなどでまとめて、リモコンや説明書と一緒に本体と同じ箱に入れておきましょう。

ご購入されたときの箱が無い場合には、引っ越し業者によって、専用の箱を用意している場合がありますので、事前に確認しておきましょう。

以上で、お引っ越し前の準備は完了です。

お引っ越し先での接続と設定

設置場所を決める

液晶テレビやレコーダーなど、それぞれの機器を設置する場所を決めましょう。

<設置場所の注意点>

  •  傾斜のない、平らな安定した場所に設置してください。
  •  湿気やほこりの多い所、油煙や湯気があたるところは避けてください。
  •  通気の悪い場所や密閉された場所への設置は避けてください。
接続ケーブルを製品本体にとりつける

お引っ越しの前に各種接続ケーブルに貼ったラベルと、製品本体の接続端子部に貼ったラベルが合うように接続しましょう。 機器の後ろ側の写真を撮影している場合は、写真を見ながら接続すると、スムーズに配線をおこなうことができます。

<接続時のポイント>

ラベルが貼ってある接続ケーブルを、同じラベルが貼ってある本体接続端子に接続しましょう。

【例】接続例(テレビの場合)
「テレビ・1」というラベルが貼ってあるケーブルを、同じく「テレビ・1」というラベルが貼ってある本体接続端子に接続します。

  • 以降同様に、「テレビ・2」、「テレビ・3」のラベルが貼ってあるケーブルを同じラベルが貼ってある本体接続端子に接続していきます。
  • ケーブルを接続するときは、端子の向きを間違えないように注意して抜けや緩みがないよう確実に取り付けましょう。

■接続例(テレビのアンテナ端子)

接続方法が分からなくなったときは、製品の取扱説明書の接続に関するページを参考に接続をお願いします。

取扱説明書ダウンロード

また、「AQUOS接続ナビ」「BDレコーダー接続ナビ」でも、液晶テレビやレコーダー、AQUOSオーディオの接続方法についてご案内しています。

  • 【接続ナビ】アンテナや外付けHDD、ネットワーク機器との接続方法を確認できます
  • 【BDレコーダー接続ナビ】テレビや外付けHDD、ネットワーク機器との接続方法を確認できます
電源を入れる

液晶テレビやレコーダー、その他接続されている周辺機器の電源プラグをコンセントに差し込み、リモコンの電源ボタンでそれぞれの電源を入れましょう。

電源を入れた後は、液晶テレビやレコーダーの電源ランプ(POWERランプ)が点灯している事を確認しましょう。

電源ランプが点灯しない場合は、電源ケーブルの接続に緩みなどがないか、再度確認してください。

デジタル放送の受信設定をおこなう

放送を受信するために、液晶テレビとレコーダーそれぞれで、デジタル放送の受信設定をおこないましょう。

<液晶テレビ(AQUOS)側の操作例>
ホームメニューより、
「設定」→「視聴準備」→「かんたん初期設定」の順番に選択します。
以降は、画面表示に従って設定操作をおこなってください。


<BDレコーダー側の操作例>
ホームメニューより、
「設定」→「放送視聴設定」→「デジタル視聴設定」の順番に選択します。
以降は、画面表示に従って設定操作をおこなってください。

デジタル放送の受信設定の操作方法は、機種により異なる場合があります。
詳しくは取扱説明書にてご確認ください。

デジタル放送が受信できない場合には

アンテナケーブルや各種接続ケーブルが、正しく接続されているかを確認しましょう。また、リモコンの放送切換ボタン(「地上D」「BS」「CS」)が受信をしたい放送に切り換わっているか確認しましょう。

ケーブルの接続確認や、放送切換操作をおこなっても受信ができない場合はアンテナの受信強度を確認してください。

受信強度(アンテナレベル)を確認する方法

上記を確認しても解決できない場合は、最寄りの電気店へテレビ・レコーダーの設置・接続のご相談をお願いします。