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倍速フルHD液晶技術

フルスペックハイビジョンで世界初の倍速を実現

倍速フルHD液晶技術とは、放送局から送られてくる絵(信号)の2倍の毎秒120枚の絵を表示することを可能とする技術です。これにより、早いカメラワークのスポーツ中継でも残像感の少ないクリアでスムーズな映像を楽しむことができます。当社はこの技術を採用した「倍速ASV液晶パネル」を開発し、フルスペックハイビジョンで世界初の倍速を実現しました。

通常、テレビ放送では毎秒60枚の絵が送られてきており、それを連続的に表示することで動画として見せています。1秒間に表示される絵が多いほど、映像が滑らかになりますが、倍速ASV液晶パネルでは、放送で送られてくる絵と絵の間に、新たに中間の画像を作り、挿入(補間)することで毎秒120枚の絵を表示しています。

倍速ASV液晶パネルの動作原理

フレーム1、2、3とありますが、「1」を画面上に表示している時、既に「3」を受信しています。当社独自のアルゴリズム(プログラム上の手順)を用い、この「1」と「3」を元に中間の画像である「2」を生成、挿入します。これにより1秒120枚の絵を表示しています。

イメージ: 倍速ASV液晶パネルの動作原理