SHARP 産業用太陽光発電システム

厳しい品質試験と長期耐久性

独自の品質試験で、過酷な自然条件に対応できる長期信頼性を確保

梅雨や夏の高温多湿、台風、激しい積雪など、日本の建物は四季を通じて過酷な条件にさらされます。60年以上の開発経験を持つシャープは、永く使い続けていただくために、千葉県銚子市で20年以上連続稼働している太陽電池モジュールに関し、豊富な実地データで得られたノウハウを基に、独自の耐久試験や加速試験※1基準を策定しました。
IEC規格やJIS規格よりも厳しい、シャープ独自の基準でさまざまな品質試験を行い60年以上蓄積してきた太陽電池事業の知見を製品評価に活かすことで、過酷な状況を経ても長期間安心して使用できる品質を確保しています。

太陽電池モジュールの品質試験の一例

繰り返し風圧試験IEC規格やJIS規格を超える回数の圧力を繰り返し加え、強風や積雪への耐久性を検証

鋼球落下試験雹(ひょう)を想定して鋼球を高さ1mから落下させ、モジュールの強度を検証

高温高湿/結露凍結試験85℃湿度85%相対環境下で高温高湿への耐久性を、-40℃~85℃湿度85%相対環境下の反復で、結露、霜への耐久性を試験

品質試験の詳細

厳しい環境での設置要望にも独自の技術力で克服・対応

写真提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA)さま写真提供:
宇宙航空研究開発機構
(JAXA)さま

1976年、国産初の実用衛星「うめ」に搭載してから現在まで、180基※2以上ものシャープ製の太陽電池が人工衛星に搭載されています。
また、2,828カ所※2の灯台でも常に安定した電力を供給しています。激しい温度差がある宇宙や、風速50mを超える強風や高波を浴び、塩害をもたらす潮風にさらされ続ける灯台など、過酷な難題の数々にも、シャープは独自の技術力で克服。お客様が求める、理想の太陽電池を生み出してきました。とくに、宇宙用の太陽電池を提供している企業は、世界でもほんの数社しかありません。
シャープは日本で唯一の宇宙航空研究開発機構認定メーカーとしての高い技術を誇り、長期間安定した電力供給に貢献しています。

奈良県の壷阪寺で30年以上安定稼動、長期耐久性を証明

奈良県壷阪寺さま奈良県壷阪寺さま

1983年、「自然エネルギーで観音様を照らしたい」という当時のご住職の思いから、大観音石像を照らす照明の電源として設置されました。2011年、太陽電池モジュールの性能評価試験を実施したところ、劣化はほとんど見られず、30年以上安定稼働しました。※3

  • ※1製品を過酷な条件の下において劣化を促進し、長期間に起こる劣化を現実的な短時間の試験に置き換える試験方法。
  • ※22023年3月現在。
  • ※3現行の結晶系太陽電池モジュールの主流であるスーパーストレート型として。当社調べ。2018年7月現在。

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