SHARP オフィスソリューション

BIG PAD ×  TeleOffice 最新ICT活用リポート vol.2

※日経BP社の許可を得て「日経情報ストラテジー」2015年8月号広告を転載

富国生命の人材育成に効率化とコストダウンで応える「TeleOffice」

クラウド型Web会議サービス「TeleOffice」とタッチディスプレイ「BIG PAD」を活用したソリューションを紹介している本シリーズ。1回目は、慶應義塾大学 大学院教授 岸博幸氏に、本ソリューションの有用性を聞いた。今回は、日本企業の課題として岸氏が指摘した現場の生産性向上を、TeleOfficeにより実現した事例として、富国生命の取り組みを紹介する。

より使い勝手がよい新人研修用のシステムを検討

富国生命保険相互会社
営業企画部 営業情報グループ 副長
神力 彩栄(しんりきあやえ)氏

富国生命は、全国に62支社・約470営業所を持ち、その最前線を担うお客さまアドバイザーは、入社後2カ月間、連日の研修を受ける。地域によっては研修拠点が遠方となることもあり、遠隔地で研修を実施するため、33支社・90営業所でテレビ会議システムを利用してきた。

しかし、課題もあった、と富国生命保険相互会社 営業企画部 営業情報グループ 副長 神力彩栄氏は次のように語る。「旧テレビ会議システムは、専用の機器が必要なうえ保守費用も高額で、全拠点には導入できませんでした。そのため新たに利用したいとの要望があると、利用率の低い拠点から機器を移すなどのやりくりをしていました。システムも大がかりで、移設の手間と費用がかかっていました」。

そこで、既存のテレビ会議システムの保守期限が切れるまでに、より手軽で費用対効果の高いシステムを導入すべく、検討を開始した。

初期費用約90%減に加え、多彩な端末・OSでマルチに活用

ちょうどその頃、シャープからTeleOfficeの提案を受けた。TeleOfficeは、遠隔地をつなぎ、映像や音声はもちろん、資料や板書も共有できるクラウド型Web会議サービス。Windows、iOS、Androidに対応し、PCのみならず、タブレットやスマートフォンなど多彩な端末で使えるので、場所に縛られず利用できる。通信の暗号化や端末単位の認証などセキュリティも強固で、FISC(金融情報システムセンター)安全対策基準に概ね準拠している。同社では、既存のテレビ会議システムより手軽な後継を求めていたこともあり、TeleOfficeが有力候補となった。そして、複数のシステムを比較検討した結果、2013年9月にTeleOfficeの採用を決定。2014年4月から、540拠点のIDを取得し、全拠点で利用できる環境が整った。

導入の理由について神力氏は、「全拠点にある既存のタブレット端末をそのまま活用できることが決め手でした。初期費用が従来に比べ約90%削減と圧倒的に安価で、そのうえ、操作がわかりやすく、利用開始や運用に手間がかからない、端末ごとの認証で部外者を排除できる点などを評価しました。また、シャープの営業の方には、親身に相談にのっていただき、一緒に課題解決に向けて取り組み、バックアップ体制が信頼できたのも大きかったですね」と語っている。

富国生命の新人研修や会議を変えた「TeleOffice」

■ 新人研修に利用していたテレビ会議システムは高価で、一部拠点でしか利用できなかった

■ 既存のタブレット端末をそのまま活用でき、初期費用約90%減で、全拠点に導入

■ 移設や設定にも手間がかかり、環境の変化にすぐに対応できなかった

■ クラウド型サービスなので、設定や利用開始も手間がかからず、場所を選ばず、すぐ使い始められる

■ 新人研修に利用していたテレビ会議システムは高価で、一部拠点でしか利用できなかった

■ 遠隔での会議や打ち合わせ、映像配信など多彩な用途に展開

※導入効果はケースによって異なります。

研修以外の用途でも活用5年で約50%のコストダウンを目指す

TeleOfficeを活用し、新人研修も拠点間会議も実現

富国生命が利用するユーザーIDライセンス制は、同時接続数、登録端末数、ファイルアップロード容量に制限がなく、いつでも必要なだけ利用できる。

TeleOfficeは一方的な講義だけでなく、資料への書き込みなど双方向でのやりとりが可能。クラウド型サービスなので、クライアントソフトをインストールした端末とID、インターネット環境があれば、場所を選ばず利用できる。

富国生命では、お客さまアドバイザーの入社後2カ月間の研修を全国同一カリキュラムで支社ごとに実施してきたが、TeleOfficeの採用により、その必要性は薄れ始めている。TeleOfficeなら、本社にいる講師が全国の拠点に対して研修できるようになるからだ。「そうなれば、本社の講師が電子黒板のBIG PADで講義し、資料や板書をリアルタイムに各拠点の受講者と共有するような研修方法に変わるかもしれません」(神力氏)。

同社では、TeleOfficeを拠点間の会議や打ち合わせ、本社での講演会の配信など、多彩な用途に活用している。神力氏は、「従来は一部の拠点にしかテレビ会議システムがないためできなかった遠隔会議や映像配信が手軽に行えるようになりました。少人数での打ち合わせや、近場の拠点でも気軽に使えるシーンが増え、コミュニケーションが深まる効果もあります。一度使えば便利さがわかるので、利用者が増えています」と語る。

コスト面のメリットとしては、初期費用の大幅減に加え、運用コストも年間で約20%以上削減できたことから、5年間で通算約50%のコストダウンを見込んでいる。これに加えて、移動にかかる交通費や人件費などについても大幅な削減が期待される。

企業紹介

富国生命保険相互会社

1923年創業。“お客さま基点”という価値観をあらゆる企業活動の原点としている。特約組立型総合保険「未来のとびら」、個人年金保険「みらいプラス」など新商品も好評。

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