SHARP 産業用太陽光発電システム

雪国 紋別で積雪地域用モジュールを採用し、さらなる発電効果を実感

ハッピーサービス株式会社さま

  • イメージ画像:ハッピーサービス株式会社さま

ハッピーサービス株式会社さま ハッピーサービス太陽光紋別新生発電所 北海道 紋別市 単結晶太陽電池モジュール NU-285SH × 5,460枚 出力規模 : 1,500kW 携帯電話機やシャープの太陽光発電システムの販売代理店などを営む企業。2012年から太陽光発電所の開発・運営を開始。2018年2月より運用している紋別新生発電所では、積雪地域用モジュールを採用し、さらなる発電効果を上げています。

積雪対策をしながら、太陽光発電所の運営に取り組んできました。

弊社の創業者は早くから太陽光発電に関心があり、本社の屋根上に太陽電池モジュールを設置するなど、積極的に太陽光発電に取り組んできました。2012年以降は、新たな成長分野を求め、紋別市内の遊休地に相次いで太陽光発電所を開発・運営しています。

雪国という特殊な環境の中でも発電効果を得られるよう、さまざまな積雪対策を講じています。
たとえば、太陽電池モジュールに積もった雪が滑り落ちやすくなるようパネル面の角度を40度に高めたり、下に落ちてできる雪の山に太陽電池モジュールが埋もれないよう設置高さを地上から約150cmに上げるといった対策で、積雪量の多い時期でもパネル面が日に当たるよう工夫しています。

イメージ画像:積雪対策をしながら、太陽光発電所の運営

設置角度を40度に高め、積もった雪が滑り落ちやすく。 :太陽電池モジュールの設置角度を、一般的な30度から、40度に高めることで、積もった雪が滑り落ちやすくなります。 設置高さを約150cmに上げ、雪に埋もれないように。:紋別市の積雪量である約100cmに対して、太陽電池モジュールが埋もれないよう、設置高さを約150cmに上げています。

段差を最小化してさらに雪が積もりにくい“積雪地域用モジュール”を採用しました。

積雪対策を講じても、太陽電池モジュールのガラス面とその周りを囲むフレームとの間に段差があるため、滑り落ちる雪をせき止めてしまうことがありました。この問題を解消するため、フレーム内側にアクリル系樹脂の部材を取り付けて段差を減少させる手法を検討しましたが、アクリル系樹脂が劣化した場合に不具合が懸念され、採用を断念。段差の問題は解消されないままでした。

その後、「ハッピーサービス太陽光紋別新生発電所」を開発するタイミングで、シャープさんから段差を最小化した“積雪地域用モジュール”が新登場したので、採用しました。
従来の積雪対策「設置角40度・高さ約150cm」に加え、「段差が最小化」したおかげで、紋別市内のほかのメガソーラーではパネルに雪が残っている場合でも、この積雪地域用モジュールでは雪が滑り落ちていることが多いです。発電量の推移を比較してみても違いが出ており、効果を実感しています。

イメージ画像:段差を最小化してさらに雪が積もりにくい“積雪地域用モジュール”を採用

積もった雪が滑り落ちやすい設計で、発電量アップ。:フレームとガラス面の段差をなくしたことで、積もった雪が滑り落ちやすく、積雪期でもしっかり発電できます。

太陽光発電所の立地を紋別市内に限定。 手の届く範囲で管理・運営を行っています。

弊社は新生の発電所を含めた4ヶ所のメガソーラーと2ヶ所の太陽光発電所(出力50kW弱の低圧連系)を運営・管理しています。
「毎日、目視チェックすることで適切な管理・運営が実現できる」と考え、発電所の立地は事務所から近い紋別市内に限定。毎日すべての発電所を巡回しています。冬季には発電所内は雪が積もるため、巡回するのにひと苦労ですが、重機を用いて定期的に除雪するなど、労を惜しみません。こうした取り組みが、不具合の早期発見などにつながります。さらに、遠隔監視カメラを導入して、巡回していない間も発電所の状況把握に努めています。
これからも雪国という環境で、熱意を持って太陽光発電に取り組み続け、エネルギーの供給や環境問題の解決に貢献できればと考えています。

ハッピーサービス太陽光紋別元新発電所

ハッピーサービス太陽光紋別北浜第1/第2発電所

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